砥部焼タイプいろいろ

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 このタイプがすべて砥部焼かどうかまでは解りませんので、砥部焼タイプと呼ばせてもらってます。左端は型紙摺りですが、蛇の目釉剥ぎがあります。その隣も近代モノですが蛇の目釉剥ぎがあり、裏側の高台もやや歪んでいます。月と星柄の銅版転写小皿のうち、左側の方は表面に重ね焼きの丸い小さな跡があります。そして裏側も微妙に歪んだり、ロクロ跡が目立っています。
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 ちょっとアップで写してみました。窯で重ね焼きする時の目跡が、左上と、たぶん左下にも小さな跡となって残っています。他の大産地では、銅版転写が主流となった時代には、こんな焼き方はもうしなかったようです。

明治末~昭和戦前、愛媛県砥部町で焼かれ、伊予ボールと呼ばれたやきものが東南アジアなどへ輸出されました。広島は地理的に近いせいか、その時期の砥部焼がけっこうたくさん入ってきているようです。この時代の砥部焼はおおざっぱなつくりの安価な雑器ですが、普段着の食器として、庶民の日常をそっと支えていたのです。決して精巧な品物ではありませんが、今見ると、かえって素朴な感じがすることもあり、私は好きです。今回見つけたものが皆砥部の産かどうかまではわかりませんが、月と星のデザインを気に入っています。
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by touhen03 | 2009-06-04 23:02 |