型紙摺りの永楽年製

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 波多見の湾で拾った型紙摺り陶片に永楽年製と記されたものがありました。江戸陶片に太明年製、大明成化年製などと書かれたものは多いのですが、たいてい見込みではなく、裏の高台内に書かれています。ところがこれは見込みにデカデカと。
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 実は永楽年製、今までも出ています。19世紀~幕末に多い線描きタイプで、同じように見込みに派手に書かれています。ただこの陶片、どちらも時代が微妙です。右側は細い線描きの部分を見ると幕末っぽいのですが、文字の部分など太めの線を見ると明治に入っているのか・・・?線描きタイプは明らかに明治とわかるものもたくさんありますので、これも明治か。時代は微妙です。左の方は表は幕末線描きタイプなのですが、裏は・・・こりゃあ、近代、それも昭和っぽい感じ。この部分だけなら、私はこれをとても幕末とは思わなかったでしょう。これを拾ったのは10年前で、当時も「ん?」と思いましたが、こんなのもありなのかなと一応幕末モノ扱いしていました。しかし今回改めて取り出して眺めると、表の永楽年製の文字の色も近代モノに時々あるような・・・近代のレトロタイプと考えた方がいいかなと思いました。こんなのがありますからね。(ーー;) 
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by touhen03 | 2009-07-09 09:00 | 広島の島