昭和19年の「主婦之友」 その3

e0060485_004384.jpg
 今の雑誌にもよくある短歌や俳句の囲み記事。「体当り一機をもちて一艦を沈むる覚悟われは勝たなん」「琉球を襲ひ今また台湾を襲いし敵にとどめ刺さなん」(※原書は旧字)・・・やれやれ短歌までこの調子。でも、こんな歌に混じって、「あすいかになるか知れざるわが命とは知りつつもけふも種まく」というのもあります。特に目立った表現ではないと思いますが、こんなのを読むと、作者とごく普通に話ができそうな気がしてきます。この時代を知ろうとする時、戦後に書かれた本だけに頼ると、どうしてもこの日常性の部分が落ちてしまいやすい気がします。ちなみに、石川武美って誰なんだろうと検索してみましたら、なんと、主婦之友社の創業者でした。
[PR]
by touhen03 | 2010-02-13 23:59 | 骨董市・ガラクタ