2010年 05月 04日
アサリが変です!その3 (追加記事あり)
これは、いったいどうしたのでしょうか。実は以前、回転寿司でアサリ汁を食べた時、あれっと思っていたのです。なんだか殻の形が変でした。奇形なのか、それとも、ひょっとしたら輸入品で、日本のアサリとは違う近縁種なのだろうか、そう思いながら食べたことがありました。いったいなぜでしょう。去年は私は潮干狩りをしませんでしたが、一昨年は同じ場所に来ており、その時は何も思わなかったのです。気づかなかったのでしょうか。今までもアサリはこんな形のものがたくさんあったのに、たまたま一つ気がついたために気になっただけでしょうか。
(追加記事)
久しぶりの潮干狩り、アサリの様子がなんだか変に思えて、その驚きのまま書いてしまいました。しかし、記事にしてみると、私の実感だけに頼ったもので、以前との正確な比較もできていない。個人のブログとはいえ、気になりはじめました。尚 nao.さんや三河人さんから、アサリを過密に撒くことが原因の奇形、あるいは、台風や潮干狩りでアサリの殻が傷ついたための自己修復ではないかとの情報が寄せられました。ありがとうございます。まあ、それなら、とりあえず食べることに関しては大丈夫そうです。
しかし、アサリが昔と違っている。これは、むろんこの人工干潟だけのことではないように思います。宮島で14年前から陶片を拾うついでにアサリを掘ってきましたが、ここ何年か前から目に見えてアサリが獲れにくくなりました。ほんの少し前まで、広島湾内のいろいろな場所で観光潮干狩りをやっていましたが、だんだんどこもやらなくなっています。身近な干潟は埋め立てられてなくなり、干潟があっても、アサリなど食べる気になれないほど汚れていたりします。小さな子供を連れて、家族で潮干狩りができる場所など少なくなりました。私の母の頃には、笊で砂をゆすってとるほどアサリが多かったそうです。アサリは地元の干潟で食べる分だけとるから、干潟の生態系の範囲をこえなかったのでしょう。今のように、一箇所に砂が見えなくなるほど人が押しかけてアサリに襲いかかったのでは、マトモなアサリを望む方が間違いなのかもしれません。