下島大川の砥部産?型紙刷り食器

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 下島大川の型紙刷り陶片の中には、かなり雑な印刷のものが混じっています。模様がずれたり、染料が滲んだり、散ったり。粗雑な印判食器がすべて砥部産と決めつけるわけにはいきませんが、戦前、海外輸出時代の砥部の量産食器にはこんな感じのものが多いようです。
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 こちらもかなり素朴な感じです。
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 左端の陶片、印刷も雑ですし、砥部の川で幾つも拾ったデザインがこれです。型紙は産地ごとに作っていたわけではないため、型紙のデザインで産地を特定することはできないそうです。しかし、それでも砥部に比較的多いデザインというのはあるのかもしれません。右の破片二つは、砥部の輸出品にあった模様と似ていると思い一緒に写したのですが、後で比べてみるとそれほどでもないかな・・・と。(^^ゞ

今回拾ったものには、型紙刷りタイプの蛇の目釉剥ぎや銅板転写皿の目跡付きはありませんでした。これがあると、砥部の可能性がとても高いのですけど。粗雑なもの、砥部でよく見かけたデザイン程度ではブログ記事にしにくいなあと、これ書きながら迷いました。でも、広島の海岸や川で拾う時、産地が比較的近く、そしてこれまでけっこうそれらしいものが出ているため、砥部の存在をいつも意識しています。
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by touhen03 | 2011-06-12 00:06 | 広島の島