汽車土瓶

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昔の汽車の旅では、駅弁と一緒に汽車土瓶に入ったお茶が売られていました。明治の初期の頃は益子や信楽などの土瓶をそのまま使ったそうですが、次第に汽車土瓶用に容器が焼かれるようになりました。ペットボトルなどない時代の使い捨て容器でした。その汽車土瓶のカケラを拾いました。上の写真は広島湾の似島で拾った破片ですが、「変わりゆく旅の器たち 汽車土瓶」(第9回特別展汽車土瓶展図録 豊田市民民芸館)によると、昭和34年に糸崎駅で売られていたものと同じです。汽車土瓶が陶磁器製からポリ容器に移行する時期のものだそうです。真ん中の写真は断面です。とても薄く作られています。下の写真は宮島で拾いましたが、これも汽車土瓶の破片ではないかと思います。「空土びんはこしかけの下へ」とでも書いてあったのでしょう。「変わりゆく旅の器たち 汽車土瓶」に、この注意書きの書かれた土瓶の写真が出ています。時代はわかりませんが、陶片そのものの雰囲気から見ると、昭和のものではないかと思います。
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by touhen03 | 2005-10-22 07:37 | 陶片コレクション