安芸津町木谷の小さな干潟 2の陶片

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 これが今回の成果です。上段左端は青磁染付碗の小片。今回も出ました。私はこれ、何回拾ってもうれしいです。江戸時代の雑器の魅力が詰まってます。明らかに今のモノと違いますってオーラが出てます。近代モノもおもしろいですが、江戸の雑器って、特にこんな破片で出てくると、化石拾ったような気分がするんです。陶片狂的分類学によりますと、骨董市に並ぶ完品よりも、これらは化石や石器に近いモノです。もっと大きな破片で出てきますと、また違ったおもしろさ、喜びの世界が生まれますが、江戸雑器は干潟や川で長い時を過ごして、本体の大部分を失うことで、陶磁器という括りから自由になっていくような気がします。

 青磁染付碗の隣は江戸後期の線描き模様碗、その右は明治の型押し小皿。右端も写りが悪いですが、線刻模様があります。これも時々出てきます。中段は左から型紙摺り皿、銅版転写碗。そして昭和の緑の縦縞タイプ、なんでこんなにというくらい出ますね。下段の昭和っぽい杯、高台内にたぶん亀泉(亀は旧字)の文字があります。亀泉は土佐の日本酒のようです。素焼きの沈子は紐に繋がったまま見つかりました。紐が朽ちていませんから、つい最近まで使われていたのでしょう。このタイプの沈子、鞆の干潟で幾らでも拾えますが、今回のは美しいものが多いので気に入っています

 さて、私本人はそこそこ楽しんでいるのですが、実はこれなら近所の川でも拾えます。ブログネタとして、ちょっと気が咎めます。しかし、今までの場所の陶片産出量が減るなか、そうそう代わりの良い場所が見つかるものでもなく、それなら、できるだけ行ったことのない場所で拾ってみたいと思うようになりました。それも広島県内に拘ってます。ブログがますます地味になりそうですが・・・



「平城宮跡を守る会」http://narapress.jp/hjk/
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by touhen03 | 2013-04-18 22:30 | 呉線沿岸