帝国在郷軍人会と愛国婦人会のバッチ

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 この2つ、実は以前「陶片狂の玩具箱」というブログの中で取り上げていましたが、写真がピンボケであまりに質が悪いので(当時はその自覚なし。私が撮る写真はあんなものと思っていました(^^ゞ)、再度アップすることにしました。

 帝国在郷軍人会と愛国婦人会のバッチは骨董市でときどき見かけます。戦前の珍しくない徽章の代表選手かなと思います。干潟や川でたくさん出るものは時代のカケラと思い、熱心に拾う私ですから、たくさん見るとむしろ欲しくなります。それじゃ珍しいものは嫌いかといえば、もちろん好きですが。

 在郷軍人とはですね、戦前、召集され兵役につき除隊したあとは予備役というのになるわけです。家に帰って普通に暮らすけど、いざという時はすぐに召集されちゃうのです。その人たちを在郷軍人と言ったわけです。よくアメリカやオーストラリアの退役軍人会なんてのがニュースに出てくることがありますが、あれとは違い、在郷軍人は一応現役なわけです。その在郷軍人の会の徽章がこれ。他のバッチに比べてずっしりとしていて、作りが丁寧な感じです。

 愛国婦人会は戦前の婦人会で、明治時代に上流婦人の間で組織され、傷病兵や遺族の慰問、救護などをしたようです。後には一般にも広がったようですが、会費も高かったらしいです。後に大日本国防婦人会ができ、こちらは会費は安く、そのかわり出征兵士の見送りなど、銃後の活動にどんどん活躍しました。戦前の婦人会というと、どちらかというと私は国防婦人会の方を思い浮かべますが、愛国婦人会も国防婦人会も戦争末期には大日本婦人会というのに統合されてしまいます。このバッチ、裏に特別とありますが、骨董市で通常と書かれたものを見たことがあります。どうちがうのでしょうね。安全ピンの部分にはうまく写っていませんが半襟一掛とあります。半襟は襦袢の衿の汚れを防ぐために付けた襟で、一掛は半襟の数え方で、ひとかけと読むらしい。昔は刺繍をした豪華なものもあって、今より半襟を広く見せたとか。半襟に付けなさいってことかしら。

・・・と、まあ、だいたいこんなところだろうと思うのですが、あまり細かく書くとボロが出ますからね。なにかお気付きの点があれば教えてくださいませ。


「平城宮跡を守る会」http://narapress.jp/hjk/
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by touhen03 | 2013-10-20 19:30 | 骨董市・ガラクタ