貯蓄報国 挙国一致の灰皿 その2

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 あの不思議な形をした灰皿の側面です。保証責任 〇山信用購買販売利用組合とあります。(変換が面倒で、つい新字体で書いてしまいます。m(__)m )〇の部分は旗という字に似てますが、ちょっと違いますね。方に其とか、いろいろやってみましたが、この字を出せませんでした。ただ、試しに旗山信用購買販売利用組合で検索してみましたら、おもしろいものが出てきました。それは日本統治下の台湾、高雄の近く、旗山というところにかつて存在した産業組合でした。信用購買販売利用組合とは今の農協に似たような組織らしいです。旗山はバナナの産地でした。似ているとは言っても旗ではないのですから、このまま思い込むわけにもいかないのですが・・・

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 反対側にこんなのが書かれていました。旗山信用購買販売利用組合で検索して見た時、「旗山信用購買販売利用組合について」松田吉郎(兵庫教育大学東洋史研究会「東洋史訪」第11号)という論文を見つけました。その中に当時のこの組合の事業内容というのが出ていて、それによりますと、昭和13年度が組合員3389人で貯金1,087,600円、昭和14年度が組合員3439人で貯金1,571,122円となっていました。貯金120万円、組合員3400名記念というのとちょうどぴったり合いますけどね。戦時標語や灰皿自体の雰囲気から昭和12、13~15年頃のものという推定とも合います。

 もし、これが日本統治下台湾の産業組合の記念品だとしたら、このデザインはいったい何でしょう。台湾の旗山という地域の遺跡など見てみましたが、ネットで検索した程度ではわかりませんでした。屋根や塀?に描かれた連続模様は何か意味があるのでしょうか。そして、これはどこで作られたのでしょう。愛知や岐阜あたりで作られた戦時下のものによくありそうな雰囲気だと思うのですけれど。

 とはいえ、旗ではなく、方に其と書かれていますからね。この記事、無理があるかしら。もしかしたら台湾の漢字???いや、まったく別の、方に其という字の団体かもしれないです。皆様、これの正体どう思われますか。あはは、最後は他力本願だあ~!



「平城宮跡を守る会」http://narapress.jp/hjk/
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by touhen03 | 2013-11-10 08:23 | 骨董市・ガラクタ