大日本國防婦人會員必携 その3

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 大日本国防婦人会は国防不足資源廃物蒐集利用運動というのをやっています。その中の一つに、抜毛蒐集というのがあります。冊子中、「大日本國防婦人會員ニ抜毛蒐集運動ノ提唱」によりますと、「婦人毛髪ハ生理的ニ概ネ三年毎ニ生ヘ換ルモノニシテ一人約七十匁ノ毛髪ヲ有スとセハ一年一人約二十五匁ノ抜毛ヲ生ス」とあります。なんだか羊になったような気がしますね。(^◇^)

 「仮ニ全国成年婦人二千萬人トスレハ一年抜毛四十五萬貫乃至五十萬貫ナリ然ルニ現在内地ニ於テ年額二十五、六萬貫ノ集散アルニ過キス」ふ~ん・・・ピンとこないです。しかしネットは便利。度量衡換算というサイトがありました。それでやってみますと、45~50万貫とは1688~1875トンらしいです。ちなみに25匁は約94gらしい。これホントなんですかね?それにしても、当時は日本国内でけっこう毛髪流通していたのですね。だから思いついたのでしょうね。

 「人毛用途ハ梳毛、縮毛、かもじ類、人形用、製油袋、輸出向かもじニシテ年額二百五十萬圓内外(後略)」かもじは漢字でしたが、どうしても出せませんでした。「(中略)婦人教化ノ大乗的見地ヨリ本事業ヲ全国婦人ノ一大運動タラシメントシテ先ツ之ヲ三百萬ノ国防婦人ニ提唱シ(後略)」とあります。ふーむ・・・

 「本運動ニ共鳴シ人毛取引ヲ快諾シタル人毛業者」として4つの業者名が載っていますが、その中に広島県矢野町の業者がありました。矢野町は現在は広島市安芸区となっていますが、かもじが地場産業でした。私の母の実家があった町なので、母に聞いてみましたら、「あの店なら小学校の近くにあった」そうで、へえ~、そんなこともしてたのかと興味深そうに見ておりました。

ちなみに例によって、変換が面倒な旧字は新字で入力しております。m(__)m この冊子、口語体の部分も多いのですが、この記事のような文体もかなり混じっており、いちいちカタカナに直すのもしんどかったです。やれやれ・・・



「平城宮跡を守る会」http://narapress.jp/hjk/
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by touhen03 | 2014-03-03 07:45 | 骨董市・ガラクタ