図書館の廃棄本

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 この写真を撮ったのは去年です。広島市の図書館が年に一度募集する「本のリサイクルフェア」に去年の秋に参加して貰った本の山。一人50冊迄。私と母でなんと60冊以上になりました。母が選んだのは十数冊ですが、毎年ほんとうに楽しみにしているようです。選ぶ時間は30分間の体力勝負!お互い興味のあるテーブルへと向かいます。

 中身を丁寧に見る時間はありません。確かめるのは題と、せいぜい目次くらいで、持参のコロ付きバックに、片っ端から入れていきます。ですから、必ずハズレは出てきます。読んでみると思ったほどではないという本もあります。仕方がありません。科学系など、内容が中途半端に古かったりすることも。まあ、ティラノサウルスがゴジラ立ちでもしていたら、それはそれで当たりでしょうけど、そこまで古いことはなかなか・・・。絵本は好きですし、子どもが読んで傷むせいか良い本が早く出てくるようで、廃棄本漁りのターゲットにしています。大人の質の良い本はなかなか廃棄されないようです。以前貰った禁帯出ラベル付きの鳥類図鑑は、なんと昭和40年代のものでした。写真でなく、鳥が丁寧なイラストなのがうれしい本でした。

 去年のリサイクルフェアで一番の掘り出し物は、写真右上の方に見える「呉の歩みⅡ 英連邦軍の見た呉」(呉市総務部市史文書課 2006年発行)。終戦間もない呉市の写真が豊富な本で、よくぞ廃棄してくださいました。私と母が参加した9:30からの第一番集団のテーブルに置かれていてラッキー!でも後から出される廃棄本が気になる・・・(欲張り)広いテーブルにぎっしりと並べられた本・本・本・・・真中に置かれた本は私の視力では題が読めない!これはなんとかしてほしい。天井近くの本棚に梯子がないようなもんだ。髪を振り乱しての格闘の末、最後に母と合流。私が選んだのは数えてみると51冊。数の余裕がある母の方に渡しておく。

 最後にこれをどうやって持ち帰るか。私は運転しないし、80歳近い母に持たせるわけにもいかないので、帰りはタクシーと決めていました。家まで3000円以上かかるではないか。私たちはこう考えました。バスで帰ると、その前にどこかで昼食を食べるであろう。それにコーヒーも飲みそうだ。コーヒーだけで済むはずがない、きっとケーキも食べるに決まっている。バス代だってかかるではないか。家でインスタントラーメンでも食べながら、貰った本を読むとしよう。うん、これで計算はあった!実にいかがわしい計算式なのだが・・・

 図書館の廃棄本放出ほど人を幸せにする催し物は滅多にないと思っています。去年のリサイクルフェアに一家で参加していた人たちがいて、お母さんが言っていました。「これで当分本を買わなくても暮らしていける」わかる、わかる、その気持ち。子供二人もしっかり自分の本を抱えていました。タダの本はうれしい。ただし、毎年の図書館廃棄本に本棚は悲鳴を上げます。もちろん、そのうえ買い込んだりするからだけど、実はとっくに満杯で、一部の本は段ボールで保管してます。最近、それを整理しようとして、案の定読み始め、あげくに、これをネタにブログを書くことを思いついたりして、ちっとも進みません。



「平城宮跡を守る会」http://narapress.jp/hjk/
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by touhen03 | 2014-04-13 10:28 | 骨董市・ガラクタ