慰問袋から蛙・未投函葉書に描かれた漫画

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 5月31日の瀬野川フリマで見つけた未投函の葉書です。兵隊の漫画が描かれていました。慰問袋を持っていますし、背景に描かれた建物も木造ではなく、たぶん戦地でしょうか。2コマ目の缶詰、これきっと慰問袋から出てきたのでしょうね・・・たぶん?開けると蛙が跳び出てきました。「コノカエルヲ ウエムキニ オイテクダサイ」と書かれた手紙が入っていたようです。なんだか今一つ意味不明ではありますが、ちょっと「非国民」なユーモアではありませんかねえ。誰に送るつもりだったのでしょう。缶詰のラベルの「アメフラシ」も気になります。

 この漫画稚拙なようで、けっこう手馴れた感じもします。描いたのは十代の男の子かな?絵をじっと見ているうち、あれっ、軍服って詰襟じゃなかったっけ?と気になり、慌てて調べてみましたら、昭和13年頃から、こんな襟になっていました。襟章もつけていますね。被っているのは略帽。ズボンの後ろのシワまで妙にリアルで、こんな服装を身近に見ていないと案外描けない絵という気がします。

 葉書は2銭となっています。葉書の郵便料金が2銭だったのは昭和12年4月~昭和19年3月までです。ただし、宛名も消印もない、未投函のものですから、厳密に考えるなら、描かれた時期は判りません。復員兵が街にあふれていた戦後しばらくの間なら、こんな絵も描けるかもしれません。「コノカエルヲ ウエムキニ オイテクダサイ」こんな感じの説明、そういえば昔のグリコのオマケの説明にちょっと似ている気がするのは考え過ぎかしら。



「平城宮跡を守る会」http://narapress.jp/hjk/
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by touhen03 | 2014-06-05 22:32 | 骨董市・ガラクタ