呉市・黒瀬川陶片てんこ盛り before & after!

e0060485_12175421.jpg

 呉市・黒瀬川で拾った陶片、採れたてホヤホヤの写真です。新鮮な泥付き。大きな川の河口付近としては、これでもわりときれいな方です。

e0060485_0551758.jpg

 そしてこれが、漂白剤入りのお風呂に入った後です。玉のお肌になりました。

 今回拾った陶片は計41個。内訳は、

 江戸陶片4、 型紙摺り15、銅版転写6、
 統制番号入り・代用品・軍隊用食器らしいもの7、
 その他近代・現代モノ7、時代不明2

 用途は、
 食器34、容器3、その他用途不明4

 型紙摺りが多いですが、小片は拾わなかったものもありましたので、実際はもっと多かったと思います。しかし昭和の陶片、戦後の陶片も多い場所で、陶片の数の割に拾った数が少ないのはそのためです。

 海岸や川の陶片構成の典型にピラミッド型があります。ごく少数の江戸モノを頂点に、型紙摺りが少し出て、銅版転写、ゴム印、統制番号入りを含む、その時代のモノが大量にあり、そして明らかに戦後のモノも多いというタイプです。たった一度拾った印象に過ぎませんが、黒瀬川はどうか。確かに新しい陶片の多い川ですが、型紙摺りの方が、銅版転写よりも多いという特徴を持っていました。ゴム印も大きな破片が割とすくなかったです。銅版転写~ゴム印、つまり大正から昭和初期のものがやや少ないのかもしれません。時代不明のものも出ていますし、何度か拾うと印象が変わるかもしれない川だと思います。この川の近くに戦前、軍の重油の貯蔵庫があったという情報をネット上で見つけました。軍用食器らしいものが出たのはその影響かもしれません。

 地方都市の郊外にある大きな川で、比較的水がきれいで、川底の砂がかたくて歩きやすい。川の雰囲気は広島市郊外の八幡川に似ていました。もっとも八幡川の方は時に須恵器や17世紀の伊万里や唐津が出ていますけれど。
[PR]
by touhen03 | 2015-05-06 09:50 | 呉線沿岸