向島・富浜の陶片 その3

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 すべて銅版転写で絵付けされた皿、鉢、湯呑(或は小鉢)です。

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 上段の皿のうち、左端をのぞく3つは窯で重ね焼きをした痕があります。銅版転写による絵付けは明治時代にはじまり、しだいに型紙摺りタイプに取って代わり、大正~昭和戦前にかけて大量に作られました。本来、この時期には重ね焼きの痕が残るような作り方はしなくなっています。が、たとえば安価な輸出品を作っていた愛媛県の砥部町では、むしろ大正以降、盛んにこの方法で焼いています。そんなわけで、この3つも砥部産の可能性が高いと思います。地理的に近い広島には砥部産の陶磁器がかなり入ってきているように思います。
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by touhen03 | 2015-05-27 22:26 | 広島の島