その7 統制番号入りMASTER壜!

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 次の橋まで行ってみました。江尻川は地図で確認しますと、この先は非常に細い水路となっています。その行き止まりっぽい橋の下に歩けそうな土が見えます。こんな場所には陶片がそこそこあるかも。しかし、ここなら何も5月の今でなくても、潮など関係なく冬に行っても良いわけです。

 陶片の山妄想を抱いてうろつきながら、不完全燃焼。この思いをどう処理したらいいのか。ええい、なんでもいい、拾ってみよう。

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 現場写真を撮っていませんでしたので、持ち帰って洗った後の写真で代用しちゃいます。泥の中に、口の部分だけ出て埋まっていました。泥の柔らかいところにありましたが、幸い手を伸ばしてなんとか抜き取りました。割れていません。中にぎっしり詰まった泥を川の水の中でふるい落としてみますと・・・

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 ほとんど傷のない陶製壜。戦時下の白磁です。美しいです。
 
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 そして、底には、MASTERのエンボスと統制番号「岐849」が入ってました。バニシングクリームの容器だそうで、尚 nao.さんのブログで見た完品が羨ましかったのですが、ついに丸ごと出ました!底にほんの少し欠けはありますが、私の感覚では、これはもう立派な完品です。今までMASTER陶製壜は「岐732」入りと、統制番号無しを拾っていますが、どちらも破片でしたからね。やったー!「岐732」と「岐849」、複数の業者によって作られていたのですね。

けっきょく、この橋の下には他に拾いたい陶片はなく、神様から「まあ、これを持って、そろそろ帰れ」と言われたような気がしました。

でも、帰りませんでした。テンションが下がりっ放しだったのが、これで一気に元気になりましたからね。あの土手から見えた陶片をなんとしても拾いたい。上流からもう一度やってみることにしました。
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by touhen03 | 2015-05-31 22:35 | 広島の島