5つで100円!統制番号入りのお茶碗

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 折37の蓋付小鉢と同じ日にこれも入手。こちらは「岐51」、現在の多治見市笠原町で作られたもの。戦時下の陶磁器には一部を除き、この統制番号が入っています。(昭和15、16年~実際には戦後の21年くらいまでだそうです)資料の残っている地域では作られた窯の名前まで判ったりするのがおもしろいです。戦争の小さな証言者でもありますし、この統制陶器を手掛かりに、前後の時代の量産食器類の特徴も覚えることができますから、時代が新しすぎて、良い本が少ない昭和の陶片を拾う時の良い参考にもなるわけです。

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 蔦の葉の鮮やかな朱色がきれいなこの茶碗、まだまだゆとりが感じられ、おそらく統制陶器としては比較的初期のものだろうと思います。「岐」の統制陶器は海岸でも骨董市でも一番たくさん出てきますが、こんな美しい茶碗はうれしいです。そしてこれ、なんと5つで100円だったのです!骨董というより、中古食器といった感じで売られていることも多い統制陶器ですが、さすがにこれはラッキーでした。

 括られたままで買いましたから、5つとも無傷かどうか判りませんでしたし、統制番号が無いものが混じっていたり、統制番号はあるけれど、写りが悪くて判別できないものなど混じっているものですが(それはそれで、時代の特徴なんですけど)、これはすべて、統制番号がくっきり出ていました。小さなキズやビビなんぞも、私は実はあまり気にしないのですが無かったです。
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by touhen03 | 2016-03-10 22:51 | 骨董市・ガラクタ