私も絵葉書で遊んでみました

エマさんのブログ、エマのbeachcombingⅡで、戦前の絵葉書と漂着物を組み合わせておられましたが、今回はその真似をしてみました。
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まずは罫線のある宮島の絵葉書(大正半ば~昭和初期のもの)と、18世紀の皿の破片を使って絵日記風の構成にしてみました。

一番大きい陶片は、私が宮島で最初に拾ったものの一つです。「漂着物事典」(石井忠著)のイラストや、雑誌の写真で見た江戸時代の「くらわんか皿」にそっくりだけれど、まるで昨日まで使われていたかのような、はっきりとした呉須の色、つやつやとした表面。本当に古いのか疑いながらも、現代のものとは違う厚い断面、ずっしりとした手触りに、一度で心惹かれたのを覚えています。あれから10年、宮島の干潟は、泥の中に貴重な宝石の鉱脈を含んででもいるかのように、珍しく美しい染付や青磁、唐津や土器の破片をいつでも惜しみなく与えてくれました。泥の中から拾い上げ、ぽってりとした釉薬や、ザラザラとした陶器の肌に触れた時、器を作った職人さんや、使った持ち主さんと一緒にいるような気がします。藁で梱包されて千石船に積まれた時のことを想像します。掌一つ分のタイムマシン、陶片。エマさんのブログで見た、古い絵葉書と陶片の組み合わせは、時代的には大きなズレがあるにもかかわらず、陶片との出会いの瞬間をちょっと連想させました。
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こちらは観光地のお土産風にしてみました。宮島の海岸は、とても賑やかな場所です。干潟のすぐ近くまで、お土産屋さん、喫茶店、食堂、焼きトウモロコシや焼きイカの屋台などがあります。観光ガイドさんの旗、修学旅行の集団で溢れています。戦前から今に至るまで、宮島の観光絵葉書も作られ続けています。そして、そんな場所で、ほとんど知られることもなく、干潟に古い陶片は散らばっています。絵葉書は、こちらも大正半ば~昭和初期のもの。陶片は左端の豆皿は18世紀の伊万里、真ん中は中国陶磁、右端は最初の写真と同じ陶片です。

絵葉書と陶片の組み合わせは楽しかったですけど、これ、実際にやってみると、妄想を表現するってけっこう難しいものですね。1回で疲れてしまいました。もういいや・・・って感じです。
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by touhen03 | 2006-05-29 01:15 | その他