鞆港を歩く その1

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上の写真は常夜燈と「いろは丸展示館」、その下に広がる雁木で、鞆を代表する風景です。鞆港は福山駅から鞆港行きのバスで30分、古い歴史のある地域で、近世の港湾施設(常夜燈、雁木、波止、焚場、船番所)がすべて残っています。実は10年前に私は一度ここへ来ています。陶片を拾い始めた年でした。雁木の下には宮島のような広い干潟はなさそうで、がっかりしたのを覚えています。その後、陶片に夢中になるにつれ、私の歩く範囲はむしろだんだん狭くなり、有田の川や鎌倉など特別な場所を別にすれば、広島湾周辺や自分の住んでいる町の川に集中するようになりました。歩けばどこからでも、陶片はきりがないほど出てきましたし、身近な場所から出ることが面白かったのです。ところが漂着物学会のMLで、この鞆で拾った陶片についての投稿がありました。その方の撮った写真には保命酒の瓶!10年前、私の見分けることのできた陶片はごく僅かでした。しまった!なんてことでしょう。私は慌てて、似島へ行く10日の予定を変更して鞆へ向かいました。
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ここは「いろは丸展示館」のすぐそばです。大潮の日の干潮のピークで、出てくる地面はこれくらいです。私が昔がっかりしたのはここでした。でも・・・
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備前焼きの保命酒の小瓶です。戦前のもので、江戸時代まではいかないらしいですが、かなり古いものだそうです。私は運良く、ここの陶磁器に大変詳しい保命酒屋のご主人と出会いました。その方によると、この手のものは幾らでも出てくるそうです。
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観光客の多い常夜燈周辺から焚場の方向を写しています。この写真で見える干潟は、もしも道路港湾計画事業が実現すれば埋め立てられるようです。
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by touhen03 | 2006-06-12 00:49 |