鞆の保命酒屋さん

鞆では、小さなお店の片隅に貴重な資料やおもしろい作品などが展示してあったりします。なかでも保命酒屋さんはすごい。それぞれのお店の許可を得て、ここに紹介します。
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重要文化財「太田家住宅」のすぐそばにある「保命酒屋」さん。ここのご主人は保命酒瓶や、鞆のことにとても詳しくて、江戸時代からの干潟がそのまま残っている場所や、既に砂を入れて昔の状態ではなくなっている場所について、また拾った保命酒瓶の時代についても、いろいろ教えてくださいました。保命酒瓶についての知識がなかった私はとても助かりました。
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これはお店の中に飾ってある、古い保命酒瓶です。私はお願いして、これに触ってみることができました。ほんものに触ることができると、海岸で破片を探す場合、ほんとうに助かります。
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こちらは「岡本亀太郎本店」さん。建物は福山城の長屋門を明治の初めに移築したものだそうです。お店の中には340年前の保命酒の大きな額もありました。ここのお店の方も、建物のことなど、大変丁寧に説明してくださいました。
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「入江豊三郎本店」さんの資料館です。いろいろな時代の、備前焼、丹波焼、鞆焼など、いろいろな産地で焼かれた保命酒瓶が丁寧な説明付きで展示されています。小さな資料館ですが、幾ら見ても見飽きない素晴らしいコレクションでした。「保命酒屋」さんに教えてもらった知識と、ここの資料館があれば、鞆の干潟から大量に出てくる保命酒瓶の判別にかなり役立つように思いました。

鞆は不思議な町です。町のお店屋さんが、ここの文化についての「学芸員さん」だったり、質の良い資料館を作っていたり、文化財を守っていたりしています。
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by touhen03 | 2006-06-20 23:19 |