似島の色絵皿

さて先月27日の似島の陶片ですが、今回は素晴らしいものが出ました。
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じゃーん!色絵の小皿です。蛇の目釉剥ぎした上から上絵付けしています。縁が残っていませんので、皿の大きさは正確にはわかりませんが、残った部分の端が上に向かっていますので、すぐ先に縁があったはずで、小皿だったようです。このタイプ、江戸時代の色絵皿として、本では見たことがありました。また、とても雑な赤絵が微かに残っている程度の小さな破片なら一度拾っています。でも、こんな状態の良いものは初めてです。宮島でも有田の川でも拾ったことがありません。ただ、気になるのは皿の裏側でした。ちょっと近代っぽいかなあという気がしたのです。近代以降も蛇の目釉剥ぎの皿は無いわけではありませんから。今まで拾ったことがないので、どうしても疑い深くなります。それも宮島ではなく、似島で見つかったなんて。まあ、江戸だとしても後期のものでしょうから、くらわんか茶碗の見つかる似島で出ても不思議はないわけで・・・確かに、この赤絵は手描きです。量産のための釉剥ぎがあるのですから、最高級品ではないのでしょうが、実際に見ると、なんとも美しいのです。花や葉の線は細いけれど鋭くて、雑器によくあるように筆がくたっと寝ていないんです。赤の色も、資料館などで見た近代以前の色絵によくある感じです。近代以前のものなのか?思い余って浜辺の達人さんにも写真で見てもらいましたし、richouken04さんにも相談しました。ありがとうございます。また、さっき九州陶磁学会の「九州陶磁の編年」を繰っていて、このタイプの色絵皿の裏側の写真を見つけました。高台の形はわりと似ていますが、私が拾ったものは高台径が大きいです。この本によると、18~19世紀頃のようです。今度有田へも持っていってみましょう。ま、たぶん、江戸時代ってことで、ここに大々的にアップしました!ヽ(^。^)ノ
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by touhen03 | 2006-07-05 00:00 | 似島