9月14日、鞆行き その2

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これは今回出てきた江戸時代の陶片です。(1つだけ混じっている土器は時代がわかりません。もっと古いかも・・・)宮島に比べて保存状態がやや悪く、小さい破片が多いのですが、それでも、土器の左側の三角の小さい染付、右側の京焼風陶器っぽいもの、それより少し下にある、褐色の四角な刷毛目タイプの唐津、これらは17~18世紀前半くらいの比較的古いものです。土器の左下の少し大きな鳳凰文の破片も、もしかしたら、18世紀半ばよりも古いかもしれません。(これは自信なし)これらは、宮島以外の広島の海岸ではなかなか出てきません。それがここでは、ご覧の通り一度に拾えます。残りは概ね18世紀半ば~幕末です。くらわんか茶碗や皿、壜の破片、青磁染付碗、灰色をした陶胎染付、写真右上の細長い薄手の陶片は佐賀県塩田町の志田窯あたりで作られたものか。幕末の線描きタイプの陶片は今回も大きな破片で見つかりました。どこの海岸からも出てきますが、ここなら1度で江戸の量産食器の標本がつくれそうです。

ところで、今回の江戸モノの中で面白いと思ったのは、写真右下端の大きな破片です。これは焚場の干潟ではなく、雁木の下で拾いました。
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裏の高台部分の写真です。こんな形は初めて見ました。糸底の部分が花びらのようになっているうえ、四隅に穴が開けてあります。まさか、ここから吊り下げたりしたのでしょうか???だとしたら、これは何でしょう。高台内は蛇の目高台になっています。特徴のある線描きの模様と、天然呉須らしい染付の色から、江戸後期~幕末のものであることは判ります。
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by touhen03 | 2006-09-18 22:45 |