鞆の宝物尽くし その2

鞆の宝物第2弾。鞆の陶片の特徴は、古い、種類が多いですが、もう一つの特徴は保命酒の容器の多さです。産地だけあって、これはもう、山ほどあります。全部はさすがに拾いきれません。私の陶片部屋に茶色の塊が段ボール1箱分溜まりました。昔の産業廃棄物です。現在は海岸に投棄などしないでしょうから、どれもある程度は古いもののようです。
e0060485_235087.jpg
これは狸徳利です。現在のモノとは内部の作りがまるで違います。背中や底の部分をたくさん拾うと、後で実は少々うんざりします。でも、こんなふうに顔や手など、可愛いパーツを中心に集めてみると、これも悪くないです。顔は必ず拾ってしまいます。(^^ゞ
e0060485_08482.jpg
これも保命酒の容器と、たぶん容器だろうと思うもの。左側の大黒様などを貼り付けたのはへそ徳利、真ん中の横に筋の入った大きな破片は、量り売りの保命酒を入れたものらしい。その横の小さな角瓶は備前焼き。保命酒の容器としては代表的なもののようですが、今のところ私が拾ったのはこれ1つです。「保命酒屋」のご主人によると、以前たくさん拾ったことがあるそうです。量り売り用の容器と角瓶の間に見える、ごく小さな容器の口の部分、これは手の中に隠すことができそうなほど小さな瓶でお土産用です。薬酒ですからがぶ飲みするものではないし、持ち帰るのに、重たいものは困りますからね。右上のひと塊の容器達も、たぶん保命酒容器だろうと思います。このタイプも海岸にたくさんあります。
e0060485_0293374.jpg
これも、鞆の海岸に多いものです。毎回必ず見つかります。他の広島の海岸では、こんなには見たことがありません。
e0060485_0302558.jpg
e0060485_0311967.jpg
何だろうと思っていたら、「いろは丸展示館」の隣、喫茶店「とうろどう」に飾ってありましたので、許可を得て撮らせてもらいました。醤油樽でした。(このタイプの樽がすべて醤油樽なのかどうかは未確認です)
e0060485_040310.jpg
真ん中は戦時中の統制番号陶器で、瀬戸市品野町で作られたもの。左上は陶製おろし金。白いタイプは金属代用品として作られたもので、統制番号入りのものもあります。茶色の方は、古瀬戸のように皿の形をしています。陶製おろし金は明治時代にもあったらしいので、これは戦時中のものなのかどうか、私にはわかりません。陶製パレットの梅皿も昭和以前からあったようです。梅皿右横はウイロー・パターンの食器、梅皿の上は、P.の小瓶の底の部分です。その上に昭和の代表的なデザインの盃があります。右上のひと塊の皿はお店の名前の入った皿で、味噌、醤油屋さん、それに?命酒と書かれたもの。(保命酒か?)醤油屋さん、酒屋さんの店名入りの陶片は海岸で時々見かけます。ちょっと昔の代表的ノベルティ・グッズのようです。その下は昭和の緑縦縞タイプと緑二重線の食器。鞆はなぜか、緑二重線よりも、緑縦縞の方がよく出てきます。
e0060485_11573.jpg
タイル、染付大便器の〇〇隠し、安芸津(呉線沿岸の地名)入りお相撲さん型土鈴、陶製人形の足、漁業の陶製沈子、灯明具(時代は不明、近代のものか)、すり鉢(時代はわからないけれど、中の櫛目がまばら、けっこう古いのではと思う)

5回の鞆行きで拾った、500個を越える陶片から選んで紹介しました。これが鞆の干潟です。
[PR]
by touhen03 | 2006-09-20 01:24 |