9月24日の鞆 その2

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 今回一番の拾いモノはこれ。日本製、17世紀後半の青磁大皿の破片だろうと思います。模様が彫ってあるようです。この頃の青磁皿は高台に特徴があります。18世紀半ば以降に多い蛇の目凹型高台によく似ていますが、高台の縁は釉剥ぎ部分とあまり変わらないくらいの高さです。釉をドーナツ状に剥いだ後には明の青磁に似せるため、鉄銹を塗って赤くしていますが、これはほとんど剥げてしまっているのかもしれません。この時代の青磁大皿が鞆から出たのは2度目です。→最初に出た青磁大皿

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 青磁大皿の断面です。小麦粉で作ったお菓子のように、ほんの少し粉っぽい感じのする質感です。こんなに色が白いものばかりではありませんが、この質感は中国青磁と区別するときに大切なポイントです。

 この時代、磁器食器はまだ庶民の間には普及していませんでした。まして青磁の大皿など贅沢品であったはずです。
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by touhen03 | 2007-10-01 23:59 |