府中大川探訪記 その3

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 新大州橋からですと、中洲のように見える場所に建っている工場の裏側です。実はここに陶片があるはずでした。
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 まだ水が引く前に、岸の上から写したものです。写真中央の、小さな汚い流れの中にある白い陶片、四角なレンガ?の下の方にあるのが判りますでしょうか。これ、肉眼で見ると、江戸陶片の大きな破片に思えたのです。周りにも泥と同じ色をした陶片が幾つか見えました。岸の上からこれだけ陶片が確認できるのなら、行ってみる価値は十分です。
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 ただまわりの泥の質感がちょっとヤバイ。蒸しパン状とでも言いますか、ふわっと柔らかめなのです。こういう場所に不用意に近づくと、泥に足を取られてヒドイ目に会います。しかも岸側から下りる方法はなく、川の中から歩いて来るしかありません。
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 よせばいいものを、どうしても忘れられず、潮が引いてから、川の中を歩いて近づいてしまいました。この写真は工場の反対側、川の中から写したものです。このあたりの泥も、歩くためには決して嬉しい状態ではないのですが、片足ずつ用心しながらなんとか歩けました。
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 写真の写りが悪いのですが、決定的瞬間の記録ですので載せました。足跡は私です。あとちょっとで、江戸陶片?のある場所だったのですが、ずぼっとめり込みました。ゴム長靴ごと泥に足を取られて、まったく身動きができませんでした。セメントで固められたようなもんです。そばに石段がなく、川の中をかなり遠くまで戻らなければ岸にあがれないのです。既にこの時は満ち潮で、そろそろ水が満ちてくるという心理的な圧迫感もあるせいか、怖がりの私は一瞬頭の中がパニックになりましたが、以前同じような目にあった時のことを思い出し、手でゴム長靴を引っ張って抜きました。こんな時、足で幾ら泥から抜こうとしても、ゴム長靴を残したまま、足だけ抜けるのが関の山なのです。ただし、手を使う時は気をつけないと、バランスを崩してヘドロの中に転ぶという悲惨な結果になりますけど。用心深く、できるだけ泥の固そうに思える場所を選んで、一歩ずつここから離れました。安全圏まで戻った時は体中の力が抜けました。このせいか、3時間ちょっと川を歩いただけとは思えないほど疲れ、またどこか無理をしたのか、後で体がひどく痛くなりました。それにしても、あの江戸陶片?今もあそこにそのままあります。なんとも悔しいことです。
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by touhen03 | 2007-11-27 01:06 | 広島市内の川