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府中大川探訪記 その5

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 府中大川は、新大州橋からJRの鉄橋を過ぎたあたりまで、下水管と言いたいほど汚いのですが、それより上流の、山陽新幹線高架橋や府中大橋あたりまで来ると、きれいとは言えないまでも、見た感じ、街中の川としてはごく普通のレベルになっています。地方都市なんて、中心部はどんなに高層ビルが林立していても、あるいは工場が立ち並んでいても、橋2つ分くらい歩けば、そこはもう鄙びた世界だったりします。
 しかし川へ下りることは、まだできませんでした。身軽な人なら下りられそうな場所はけっこうあるのですが、私は高い場所が怖いので、土手の斜面をうまく下りることができないのです。もしも人と一緒で、その人がこともなさそうに護岸のデコボコを利用してさっさと下りてしまったら、たぶん私も腹をくくって下りたかもしれない・・・そんな場所もありましたけど。ひとりではどうしても下りる気になれませんでした。

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 この石の階段は素朴な形が美しくて気に入りました。でも、だからと言って、ここから下りたいかと言えば、それは別の問題なんです。手すりも何もないのに、この石段、両足分くらいの狭さなんです。昔の人は手抜き工事なんてしないでしょうから、この石段は石垣の奥深くまで差し込んであるに違いないです。でも、もしも途中で1つくらい緩んでいたら・・・それに昔の人の平均体重に合わせて作られているかもしれないでしょう。閉じられたガードレールは、メンテナンスなんてしてないからね。知らないよ~って言っているみたいに思えますし。

 私がブログを書くときに気をつけなければいけないのは、私がとても怖がりなもんで、ひょっとしたら、普通の川土手が断崖絶壁となり、中洲の雑草が前人未到のジャングルとなり、ちょっとした泥干潟が底なし沼になりかねないということ。でも、それは感覚的には決して嘘ではないので、読者の皆様は、これからもある程度付き合っていただきたく思います。

 さて、そんなわけで、私はもう少し上流まで歩いたのです。なんだか、まったりとしたペースですね。おまけにこの話、たいした陶片も最後まで出てこないのですけど。わはは・・・おっとっと。
by touhen03 | 2007-11-28 00:03 | 広島市内の川