国鉄モノ陶片

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 今回近所の川で拾った国鉄モノ陶片です。高台内に廣鐵の文字が見えます。ただそれだけの器です。でも、このタイプ、ここであと2つ出ています。高台内の円の中に、どうやら廣鐵食?の四文字がゴム印で付けられています。たぶん廣鐵食堂か。廣鐵食堂は元国鉄マンに聞いたところ、職員食堂らしいです。
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 12年間で広島の海岸や川で拾った国鉄モノ陶片の表と裏です。高台内に海田市駅と書かれた容器のフタも含め、全部で13個。そのうち4個を近所の小川で拾いました。右側の4個がそうです。同じように見えますが、見込みに動輪マークのあるもの、無いものがあり、断面の厚みもそれぞれです。

 どんな海岸や川も、何度も拾っていると、その場所の特徴、個性が出てきます。近所だという、それだけの理由で拾いに行く小川も例外ではありませんでした。僅か4個とはいえ、偶然ではなさそうな背景がありました。ここから比較的近い位地にある瀬野駅~八本松駅間は、瀬野八と呼ばれる急勾配の難所で、機関車1台だけでは足りず、最後尾に補助車を付けて押して進んだのだそうです。そのため、かつて瀬野駅には機関区があり、周辺の地域の人達がたくさん働いていました。この小川の周辺でも国鉄マンの家がわりに多かったのです。農村地帯だったので、国鉄で働いては、非番の日には農業をしていたそうです。今では広島市のベッドタウンとなり、その頃の風景は消えてしまいましたが、小川は地域の小さな歴史をちゃんと覚えていたのかもしれません。

そうは言っても、廣鐵食堂の文字入り茶碗。これはきっと食堂の備品ですよね。そんなもんがなんで出てくるのでしょうね。新しい茶碗に買い換えた時にでも貰ったり、安く買ったりしたんでしょうか?
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by touhen03 | 2008-02-22 00:28 | 陶片コレクション