鞆のお宝 陶片

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 さて陶片ですが、今回は古いモノがバラエティに富んでいます。一番上の段は左から、すり鉢に、17~18世紀の刷毛目タイプの肥前系陶器。灯明具の足の部分も出ました。右から2つ目は、香炉の縁か。これは断面に少し気泡があるのです。中国青磁か?!とドキドキしましたが、硬い感じではないですね。よく判りません。写真がどうしてもうまく撮れませんでした。右端の底の部分、これも香炉か煙草盆の火入れでしょう。

 2段目以下、くらわんか碗や小皿など、江戸モノ雑器もたくさん出てきました。2段目の右側3つは黒っぽい陶胎染付タイプ。もともとくらわんかは陶石から作る磁器の原料と陶器の原料の粘土を混ぜて使っている場合が多くて、磁器とも陶器とも言えないものが多いのですが、この黒っぽいタイプはある程度江戸モノが出る場所からは、一定の割合で出てきますね。

 3段目の右から2つ目は内側に墨弾きという技法を使っています。墨をろうけつ染めのろうのように使って白抜きの模様をつけています。右端は小さな鉢かしら。一番下の段、左から2つ目、幕末の線描きタイプの小片ですが、糸底部分のカーブを見ると、これは元はわりと大きな皿だったのではと思います。

 これらの他に、内側をドーナツ状に釉剥ぎしたお皿の大きな破片も出ていますが、これは近代モノのようです。相変わらず良い保存状態では出てきませんが、それでも今回はまあまあの品揃えではと思います。
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by touhen03 | 2008-04-11 07:58 |