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瀬野川河口付近を歩く

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 先週の日曜日は約2年ぶりに瀬野川の河口付近で陶片を漁りました。瀬野川は海田町を流れる二級河川で、海田湾に注いでいます。干潮時にはかなり上流まで潮の影響を受け、川床や浅瀬を歩くことができます。この日は一番河口に近い海田新橋の手前から中店橋近くまで、呉線鉄橋を入れて6橋分、500メートル程度を歩いてみました。写真に見えるのは海田新橋です。
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 海田新橋より一つ手前、県道に架かる明神橋の下です。この橋の周辺は海田町内で最も賑やかな場所ですが、いったん橋の下へ降りると、そこは別世界。どこかしっとりと湿り気があり、もしもゴキブリが川に棲む生物なら、きっとこの橋脚あたりにワラワラと集まっていそうな・・・汚いドブ川の世界です。ここにも、陶片密集地とは言えないまでも、幾らか陶片が見つかります。 
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 これは今回歩いた500メートル程度の川床から拾い集めた陶片です。まだ洗う前の、香しいドブの臭いのする生々しい陶片たちですよ~。こんな野生の状態の陶片写真、ドキドキしますでしょう?前回は江戸陶片もけっこう出ましたが、今回は小さな破片が一つだけ。残りは明治~昭和戦前の器たちです。特に素晴らしい陶片ではありませんが、よほどの陶片海岸、陶片川でない限り、1度に拾える陶片はこんなものです。(^^ゞ 後ほど、お風呂に入った後の、可愛らしく上品な姿でまた紹介いたします。

 川というものは、街中のドブ川でも、田舎のドブ川でも、大きな川でも、小川でも、歩いてみると、川土手や橋の上から見たのとはまるで違う世界があります。見慣れた風景の激変ぶりは海岸以上です。これから何回かに分けて、瀬野川河口付近の川床と橋の下シリーズをアップします。
by touhen03 | 2008-04-13 09:45 | 海田町の川