軍艦の文鎮

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 一瞬息を呑んでしまいました。陶製の軍艦だ!思わず駆け寄って、これも現場を撮り忘れました。どうして記念すべき瞬間って撮れないんでしょうね。これは文鎮です。拾った時に頭に浮かんだのはグリコの景品でした。戦前のグリコには小さなオマケ以外に、点数を集めると貰える景品があったのです。あれに軍艦の文鎮があったはず。もしかしたら戦争が始まって、あの文鎮も最後には陶製になったのかも・・・この陶製の軍艦形文鎮、確か何かの本で見たことがありました。もしかしたらグリコか?妄想が一気に爆発暴走・・・
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 しかし残念ながらグリコ景品ではないようでした。グリコは木製の軍艦なら作っているようですけど、幾つか持っているグリコ関係の本に、この手の陶製文鎮はありませんでした。ということは戦時代用品かも!瀬戸市歴史民俗資料館の図録「<代用品>としてのやきもの」を見てみましたら、同じものではないけれども、雰囲気の似た軍艦形文鎮が出ていました。高さ3.8センチ、最大幅17.6センチとあります。私が拾ったものは、高さ3.3センチくらい、残っている部分の長さが7.5センチです。
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 それでは代用品だろうかと思いましたが、りちょうけんさんによりますと、骨董市で見る限り、昭和の代用品時代のものではないそうです。陶製の軍艦形文鎮がいつ頃からあるのかははっきりしないそうです。うーん・・・最初の天にも昇る喜びが、だんだんスケールが小さくなっていくような。
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 瀬戸市歴史民俗資料館の図録以外にも、どこかで見たような気がするのですが、持っている資料をいろいろ見てみましたが判らず。でも、この素朴な感じはたぶん・・・高度経済成長以降のモノとは思えませんし、占領下ではちと憚りがあって作りにくいのではと思います。細かい年代は判らないにしても、戦前の陶製文鎮だろうと思います。やはり、じーっと見ていると味があって、嬉しさがこみ上げてきます。
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 ぐいーん!どどどど・・・へへへへ。(^◇^)b

※ ヒッポ爺さんから貴重な情報が。なんとデッドストックの同じ製品を大量に入手したことがおありだそうです。こんな偶然があるんですね。どうやら昭和10年代に落ち着きました。ヒッポ爺さん、りちょうけんさん、ありがとうございます。グリコ景品ではなかったのですが、うれしいです。さすが近代陶片の似島!もう出なくなったなんて、失礼なことを言ってはいけませんでした。
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by touhen03 | 2008-05-24 17:26 | 似島