砥部町の川の陶片 型紙摺り・その1

 今回拾った陶片は食器や瓶が62、窯道具が27、その他1の計90個でした。食器や瓶の内、型紙摺りタイプは46個です。川で出会った陶片のうち、どう見ても新しそうなものは拾っていませんし、和田川で見た大きな窯道具は一部しか拾っていません。(あれ、どうしても嫌だったんだもの・・・)そんなわけで、これがそのまま砥部の川の陶片構成ではないのですが、昭和戦前によくあるデザインやゴム印も収集対象にしていました。拾った数が少ないのでこれだけで結論は出せませんが、砥部の川は型紙摺りタイプが多いという印象を受けました。一方で、幕末の小片がほんの少し出ただけで、より古いモノもあまり拾えませんでした。消費地の広島の川よりも少ないのは意外でしたが、1回だけではこれもよくわかりませんね。
e0060485_6344815.jpg
e0060485_6354067.jpg
 拾った型紙摺り46個のうち、15個が福と寿字のデザインでした。これは砥部焼伝統産業会館で見せて頂いた窯跡の発掘陶片にもあったように思います。広島でも、この模様はけっこう拾っています。下段右から2つ目と3つ目は学園橋付近で拾ったもの。下段右端は、これは海岸&川の陶片ではなく、学園橋付近の道で拾ったものです。残りは宮内八幡宮下の陶片です。
e0060485_6514495.jpg
e0060485_6523269.jpg
 こちらは五弁の花柄。下段右端は和田川で、その隣は学園橋付近で拾ったもの。残りは宮内八幡宮下の陶片です。碗にも重ね焼きの痕のあるものが目立ちます。
e0060485_7301222.jpg
e0060485_7302675.jpg
 ちなみにこちらは私が広島で拾ったものです。模様の型紙は専門の業者がいたらしいので、これで産地が判るわけではないのですが、がっしりとして、やや大ぶりな感じなどよく似ています。砥部の川からは高台部分と縁がバラバラに出ていますので、縁だけのものが、碗なのか湯呑や他の器なの判りにくいのですが、これを見ると、飯茶碗の縁にも、このタイプの模様があったらしいことがわかります。
[PR]
by touhen03 | 2008-06-13 08:50 | 県外の海岸と川