鞆の干潟・陶片の暮らし

e0060485_23373339.jpg
 さて久しぶりの鞆。ここは干潟の一番端ですが、干潟に棲息する陶片たちはどうしているでしょうか。脅かさないよう、そっと近づいてみます。
e0060485_23393616.jpg
 いました、いました。しいーっ、静かに、静かに・・・ほら、石に擬態しています。これなんか250才近くの成熟した個体です。こうやって注意して見ますと、くらわんか茶碗の素朴な模様がはっきりと判るのですけど、気配を消していますね。若い陶片はなかなかここまで周りにとけ込むことはできません。生後70~80年程度ですと、皮膚の白さやツヤが目だってしまうことが多いようです。日が暮れかけますと、年を取った個体はまっさきに石に紛れて姿を消し、若い個体ばかり浮いて見えますね。
e0060485_011639.jpg
 これが今回捕獲した陶片です。根絶やしにしないため、泥の中に隠れているものはそのままにしておきましたが、袋にいっぱい程度は獲れました。鞆町と書かれた酒樽の一部分や、毎回出てくる型紙摺りの小皿や茶碗。江戸モノも小片ながら幾つも出ました。明治時代らしいタイルも拾いましたが、花と蝶の美しい柄は初めてです。
[PR]
by touhen03 | 2008-07-07 00:23 |