9月29日の鞆・中国青磁が出ました!

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 ほぼ3ヶ月ぶりの鞆。最初の頃ほど良いものが出なくなっていましたので、今回も久しぶりとはいえ、さほど期待はせずに行きました。が、出ました、中国青磁!
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 鎌倉時代に輸入されたものでしょう。最高の色とまでは言えませんが、そこそこ澄んだ、きれいな緑色をしています。初めてここで中国青磁を拾ってから、ちょうど丸2年。まず間違いなく中国青磁だろうと思えるモノを再び拾いました。蓮弁よりももっと細めの筋が彫られています。これも蓮弁の一種なのかどうか、よく判りません。
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 漂白剤に浸けて汚れを取り除くと、断面の中国青磁らしい質感がよく出てきました。江戸の青磁はもっと断面が粉っぽい感じがします。細かい気泡もうまく撮れました。それにしても縁の部分、かなり分厚いですね。
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 くすんだ緑色。近代の陶磁器を見慣れた目には地味ですけど、海へ帰った時、不思議なことに、石や砂の中に溶け込む緑なんです。自然石の緑にきっと近いんです。鎌倉の材木座や由比ガ浜を歩いた時、こんな質感の中国青磁の小さな、小さな破片を幾つも見ることができました。その時、これらの青磁は人間の生んだ鉱物なんだと思いました。中国青磁の断面の硬い感じがいっそう石を想わせます。器としての生命を終わって、陶片になり、そして最後に緑の石になるのです。これはまだ陶片ですけどね。
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by touhen03 | 2008-10-04 00:12 |