29日の鞆・砥部焼タイプ

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 今回鞆で拾った右の小さな破片と、今から9年前に宮島で拾った左の陶片を比べてみてください。宮島の陶片の方は砥部町の砥部焼伝統産業会館で見てもらい、砥部焼の可能性が高いことが判っています。この2つそっくりでしょ。裏もほらね!小片の方にも11が残っています。これきっと〇ト11ですよね?うへへへ・・・うひひひ、こうゆう発見はうれしいんです。

 ところで、宮島で拾った方は、手描き染付の目跡付きとして、いろんな所で取り上げてきましたが、これ、たぶんゴム印との併用かな。ダミを上手に使ってあるので騙されてしまった。わー、しまったあ~ 拾った当時、ゴム印と目跡の共存はあり得ないという思い込みがあったせいかも。先入観を排して無心に見る、これって大事ですね。後でいろいろ訂正しておかなくちゃ。

 目跡付のゴム印皿がポツリ、ポツリと出てきています。今まで見つかったものは砥部産の可能性が高いようです。

 広島のどこの海岸や川を歩いても一定の割合で砥部焼タイプが出てきます。要するに粗製の安物食器なのですが、現代のきれいすぎる食器を見慣れた目には、むしろ素朴で悪くない感じがします。もしかしたら、やや贔屓のひきたおしかもしれませんが私は好きです。見つけると嬉しくてたまらないのだからどうしようもありません。同じ特徴を持つ、一群の近代量産食器たち。それらのすべてが砥部産かどうかまでは判りませんが、便宜上、砥部焼タイプと勝手に名付けました。明治の上質の砥部焼とも、戦後の民芸調の砥部焼とも違う、明治末~昭和戦前頃の砥部の雑器たち。私は小さな破片でも大喜びするくらい好きになりました。砥部の人たち、他の時代と同じくらい、「伊予ボール」と言われたこの時代の砥部焼を自慢してください!
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by touhen03 | 2008-10-08 23:56 |