瀬野川河川敷骨董市 おまけの話

e0060485_16232211.jpg
e0060485_16235233.jpg
e0060485_16272192.jpg
 この模様と初めて出会ったのは宮島でした。写真上段右端と中央の湯呑です。その後、鞆からもまったく同じタイプの湯呑(左端)や似たデザインの陶片(下段)を拾いました。宮島で拾った湯呑の高台には統制番号、岐406がありますので、他も昭和戦前の可能性が高いと思います。
e0060485_17281553.jpg
e0060485_16421393.jpg
 こちらも昭和戦前らしい桜花模様の盃ですが、これにも輪繋ぎ模様がありました。似島で拾ったものです。別々の場所から見つかる輪繋ぎ模様。簡単な模様ですからこの時代だけのものではないかもしれませんが、昭和のある時期、ある程度人気のあったデザインなのだろうか。だんだん気になっていました。
e0060485_1651453.jpg
 輪を繋いだ模様と言えば、つい連想してしまうのが1940年、昭和15年に開催されるはずだった幻の東京オリンピックです。この陶片は岐阜県陶磁資料館の特別展図録に統制番号入り茶碗として載っているものとまったく同じデザインですから、この五輪マークは幻となった昭和15年東京オリンピックのものです。統制番号は昭和16年からですが、幻五輪のデザインだけは出回っていたことになります。

 ところで、今月の市で、心に残ったものが実はもう一つありました。ガラス製の醤油差しです。店主が言うには明治初期のもので、それ故8000円とのこと。確かに多少の気泡もあり、ちょっと魅力的な姿をしていましたが、見たところ蓋はねじ込み式、成型のためのつなぎ目の跡が瓶本体にはっきり残っています。ガラス瓶に詳しくはないけれども、昭和のモノではと思いました。しかし、この瓶がおもしろかったのは胴体部分に輪繋ぎ模様があったことです。そして蓋にはなんとオリーブの枝に囲まれた優の文字がありました。何かのスポーツ大会の記念なのか。でもそれ以外にまったく文字などはありませんでした。ひょっとして、やはり、これらの輪繋ぎ模様は、幻となったオリンピック由来のものなのか。「明治初期」に少々辟易して買わずに帰ってしまいましたが、どうしても気になり、翌日その「明治のアンティーク」を買おうと腹を決め、再び市へ行きましたが、もうその業者さんはおられませんでした。やはりこの手のものは一期一会。その時を逃すと縁が切れてしまうようです。

 よく似たものが「レトロで新しいガラス製醤油差しコレクション」というサイトのフォトギャラリー4に載っていました。最上段中央の連輪模様細工瓶がそれです。こちらは蓋のオリーブの枝と優の文字はないようです。
[PR]
by touhen03 | 2009-03-20 15:54 | 骨董市・ガラクタ