カテゴリ:宮島( 48 )

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 今回の大潮は鞆へ行くつもりでしたが、午前中は耳鼻咽喉科へいくはめになり、午後から、近場の宮島へ行ってきました。季節も良くなってきましたので、大鳥居の干潟は観光客や潮干狩りの人達でいっぱいです。
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 しかし、陶片の方はほとんどありませんでした。5ヶ月ぶりの成果がこれだけです。宮島は陶片が出なくなりました。写真右側の薄茶色の破片、17世紀の京焼風陶器には裏に銘があり、これは少し嬉しいのですが、江戸時代のものは小さな破片ばかりです。以前はビニール袋が手に重く感じるほど陶片が出て、しかも宮島の場合、その多くが江戸時代までのものでした。目の眩むような陶片海岸が夢のようです。

かつての宮島一回分の質、量と比べてみてください。
 2005年4月 
 昔はこんなにたくさん拾えました。これでも1回分です。
 2006年5月
 以前に比べ減っていますが、これくらいは拾えました。 
 2006年9月 
 ある程度まとまった量出たのはこの時が最後でした。
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by touhen03 | 2008-03-23 15:25 | 宮島

宮島の灯明具

 さて今年最後の記事を何にしようかと考え、漂着物学会・種子島大会とダブったためアップできなかった10月半ばの宮島行きの話で今年を締めくくることにしました。

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 10月16日のこの日は、トンボ玉作家で、旧石器の研究家のYさんと一緒でした。最近の宮島は数年前と比べると、陶片の量も1/10程度、質的にもあまり良いものが出にくくなっていますが、厳島神社の女神様たち、よほどYさんがお気に召したとみえ、この日は久しぶりに良いモノが出ました。これはYさんが拾われた灯明具です。写真だけ撮らせてもらいました。有田にある佐賀県立九州陶磁文化館の出している平成6年度特別企画展図録「よみがえる江戸の華ーくらしのなかのやきものー」にもほぼ同じものが出ています。それによると、19世紀、唐津系のタンコロのようです。碗の部分の中央に灯芯を立てる筒状のものがあります。宮島は灯明具のよく出てくる場所で、これまでにたくさん拾っていますが、これほど保存状態の良いものは珍しいです。
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 横からの姿と底はこんな感じです。

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 こちらは以前私が拾ったモノです。同じタイプだと思うのですが、しかしこの保存状態がちょっと悲しい・・・(^_^;)
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 ほら、底もそっくりでしょ。来年は拾うぞ~!

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 もう1つ、これもこの日Yさんが見つけた17世紀の青磁片です。これは私が頂いてしまいました。ありがとうございます。実はひと目見た時、私は言葉には出しませんでしたが、内心近代モノでは?と思ったのです。人工的な嫌な色に見えたのです。しかしYさん、さすがです。持ち帰りハイターに浸けて洗ってみると、美しい色になりました。灰だらけのシンデレラが輝くばかりのお姫様に変身!確かに、確かに17世紀の青磁だと思いました。自分の目がちょっと悲しかったです。(^^ゞ 

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
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by touhen03 | 2007-12-30 22:43 | 宮島

陶枕のパーツ

 9月10日、宮島へ行ってきました。今回は用事があって行ったのですが、帰りに少し干潟を歩いてみました。
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 最近は陶片が減ってきて、久しぶりだというのにたいしたものはありません。仕方なくポイント以外の場所まで足を伸ばしました。遠くに朱の大鳥居が見えます。
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 アサリの稚貝の養殖場です。エイの被害を防ぐために杭をたくさん打っています。こうしておくとエイが入ってこられないんだそうです。
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 厳島神社の周りから、ずっと繋がって広がる大干潟の一番端です。この辺りでは観光客の姿など見たことがありません。
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 あまり期待はしないで歩いていましたが、足を伸ばしてみるものですね。なんとポンっとこれが転がっていました。生地の白いタイプの肥前系の陶器皿。18世紀前半くらい?縁と高台の両方が残った、わりと保存状態が良いものです。
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 それと、これ!私も拾いました。最近幾つものブログで話題になっていた陶枕のパーツです。現在売られているものによく似ていますので、あまり古いものではなさそうですが、それでもちょっとうれしいです。
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by touhen03 | 2007-09-17 22:51 | 宮島

今月6~9日、宮島の世界遺産登録10周年を記念して、船上から吹き上げた海水をスクリーン代わりにして映像を映し出すというので見に行きました。デジカメをまた忘れてしまい、携帯のカメラでの小さな写真です。m(__)m
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暗くなる前に写した舞台裏。こんな無粋な船の上に海水を吹き上げるという仕組みです。
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ちょっとピンボケぎみの映像でしたが、まあまあきれいでした。夜空に溶けていく感じは幻想的。私は干潟に下りて、波打ち際から楽しみました。この日は小雨が降っていて、観客は他の日に比べて少なかったのではと思います。
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世界遺産登録!(^◇^)あはは、これは出るよね、どうしたって。
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でもね、このイベントで一番きれいだったのは、実は波打ち際でした。人工的なあくどいほどの緑なので、毎日見たら嫌になるでしょうけど、1回だけなら不思議な感じで悪くなかったです。足元だけを見ると、小さく打ち寄せる波の輪郭が緑色に光っていました。
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小石も緑に縁取られて黒々と光っていました。誰もいない夜の糸魚川の海岸で、遥か遠くまで波打ち際だけが緑に染まっていたら・・・と、想像してしまいました。けっこう怖いかも。

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小雨の降る日暮れ近く、薄暗がりの中で拾った江戸陶片です。あまりたいしたものはないです。
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拾った時は、中国青磁か!と思いましたが、汚れを取り、明るいところで見たら、断面の感じは日本製のように思えました。(断面の写真はピンボケでどうにもならなかったので、また取り直してみます)
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by touhen03 | 2006-12-16 01:11 | 宮島

散弾銃の薬莢のフタ

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これは皆、宮島で拾ったものです。9月に初めて2つ拾い、残りは先月一度に拾いました。10年宮島を歩いて、それまで一度も拾ったことは無かったのに不思議です。宮島ではいつも陶片目ですので、1つや2つなら見落とす可能性は十分ありますが、こんなにあれば、幾ら陶片目でも気がつきます。あまりに汚れたものや破片は拾いませんでしたから、実際にはもっとありました。いったいどうしたのでしょうね。これの獲物は何なのでしょう。イノシシや鹿なら、たぶんライフルですよね。散弾銃だと・・・鳥でしょうか???
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紐を通して、一列に部屋にぶら下げてもいいかも。赤いビーズとか、鈴とか一緒にしたら、クリスマスの飾りになったり・・・しないかな。
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by touhen03 | 2006-11-09 00:17 | 宮島

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夕暮れの満ち潮時です。広かった干潟もあらかた消えてしまいます。
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大鳥居の干潟から、フェリー桟橋の方へと帰る道、お土産屋の明かりが目立ちはじめます。
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海岸に沿った店はずいぶんと早仕舞いなのですが、こちらの通りはもう少し遅くまでやっているのかな。この時、既に6時を過ぎていたと思います。今度ここの宵っ張り度を確認しておきます。いつもほとんど行かないのですが、今日はちょこっとだけ覗いてみました。
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なんと見つけました!名前も「鹿のふんふんふん」宮島名物の鹿のフンをお菓子にしたものがあったのです。以前、「ゴリラの鼻くそ」というお菓子を取り上げた時に、「鹿の雲古」も作ったらどうかと、ブログで提案したことがありましたが、やはり考えた人はいたのです。素晴らしい!!宮島では、遠くから来た観光客は、服装や荷物、引率するガイドさんなどを見なくても判ります。空を見上げて、ぼんやり能天気に歩いているからです。地元の通?は、必ず横目でチラッと地面を確認することを忘れません。可愛い鹿の落し物を踏まないように気をつけます。 宮島には観光ガイドブックに載らない、隠れた名物が2つ有り、それが陶片と鹿のフンなのです。美しい陶片はともかく、フンは困りモノですが、これを観光に利用しない手はないと私は思っています。木の実のように小さくて、ころっとしていて、ツヤツヤしていて、よほど運が良ければ、鹿のトイレタイムに遭遇して、これがバラバラバラッと勢いよく地面に撒かれる場面を見ることができるかもしれません。子供の頃連れて行ってもらったサーカスで、ゾウがウンコをし、それが何よりも面白かったのを今でも覚えています。「鹿のウンコが見られます」ファミリー向けに宣伝してみたらどうでしょう。子供はウンコが好きですから。
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というわけで、お菓子を作ったメーカーさんの先見性に敬意を表し、この「鹿のふんふんふん」1箱買ってみました。見た目のデキが良くて美味しかったら、来月参加する漂着物学会北海道大会に持っていこうと思ったのですが・・・結果はこのとおり。がっかりです。鹿は、こんな下品なウンコはしません!ちっちゃくて可愛いんです。表面はツルツルで、それにまん丸じゃありません。踏み潰されない限り、平らな底なんて無いです。(味もチョコクランチとしては美味しくないです。ザラザラとした質の悪いクッキーでも食べているような。チョコレートの量をケチった?)やはり鹿のフンをお菓子にするのなら甘納豆ですね。麦チョコか、楕円に加工したチョコボールくらいなら、なんとか許せるかもしれません。このお菓子、思いつきだけはいいんです。ぜひ、もうひと工夫して、もみじ饅頭と並んで、宮島を代表するお菓子となって欲しいものです。頑張れ!

道路や広場のフンは、感心するほど度々掃除されていますし、それに踏んだとしても、犬や猫、まして人間のフンを踏んだようなことはなく、ま、繊維質の多い泥のようなもので、あまり臭くも感じませんので、案外気にすることもないかも・・・ね。
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by touhen03 | 2006-09-27 09:27 | 宮島

よく晴れて気持ちの良い日で、海がとてもきれいでした。
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この日は波打ち際が、小さなガラスか、水晶を撒いたようでした。なんとかこの瞬間を残したくて、何度もカメラのレンズを向けました。(^^ゞ 穏かな広島湾の引き潮時。好きなんです。

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陶片が少なかったので、珍しく陶片以外のビーチコーミングもしてみました。銃の薬きょうの蓋が2つと、鞆以外の広島では初めて、ガラス製石蹴りを拾いました。でも、写真がピンボケなので、これ以上大きなサイズではお見せできません。

貝殻も探してみました。宮島の貝殻は全体に白茶けています。そう美しくもないし、珍しいものもありそうに思えませんでした。それでも目を凝らしながら、貝殻の溜まり場にそって歩いてみました。目の焦点が陶片と違うのか、けっこう疲れました。
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ちょっと座り込んで、砂や小石ごと掬ってはふるいました。目立つのは牡蠣やアサリの殻、それにフジツボ。ナミマガシワもたくさんありますが、似島産のものと違って、なぜかあまり美しいものがありません。それでも磯乞食の目を通して、きれいなもの、可愛いヤツ、おもしろい形をした貝だけを選りすぐり、キラキラした宮島産の貝にできないかしらと思いました。
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そして・・・しばらく頑張った成果がこれです。うーん、平凡。でも、まあ、牡蠣の殻だって、チビ牡蠣の時は、殻そのものが生き物みたいで、けっこう可愛いでしょう。
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by touhen03 | 2006-09-27 01:00 | 宮島

鞆通いが続いたせいで、2ヶ月半ぶりの宮島です。久しぶりなので、さぞかし山のようにあるだろうと思い、コロ付のバックまで用意していたのですが・・・
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おもしろいモノが無かったわけではないんです。土器、須恵器らしいもの、古いすり鉢、唐津、わりに古いタイプの紅皿の小さな破片、陶製のおろし金・・・全体に渋めのモノが多く、ちょっと時代の判断がしにくいもの、或いは小さかったり、判りにくい形で出てきたものが多かったのです。くらわんかや、江戸の染付の食器、青磁のようなモノが少なくて、全体の量も少ない。私の脳裏に一瞬浮かんだ、密猟者・・・じゃなくて、強力なライバルの影?(^^ゞ 

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これが宮島の陶片密集状態です。一番陶片の多い場所を写しました。鞆や似島に比べると宮島の陶片密度は低いです。もっとも密猟者・・・じゃなくて、まだお会いしていない同好の方が陶片をたくさん拉致・・・じゃなくて、収集していったため、いっそう淋しくなった可能性もありますけど。ただ、これでも、カメラの中に、これだけの数が納まるというのは、並のことではないのです。

実は、これだけ古い陶片が多い干潟なのに、お仲間らしい人に出会ったことが無いのです。でも10年前に比べて、宮島から出る陶片は、質の良さは変わらなくても、小片が多くなったような気がします。つい陶片の埋蔵量が気になってしまいます。宮島の浜の蔵は、いったいどの程度の陶片をしまってあるのでしょう。古い陶片は増えたりはしません。そして何百年もの間、既に割れて使えなくなった陶片を拾う物好きなどいなかっただろうと思います。「まーだまだ、大丈夫!それより保存場所の心配でもしてなさい」と厳島神社の女神様に言ってもらえるとうれしいのですけど。
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by touhen03 | 2006-09-26 23:43 | 宮島

宮島の隅っこ

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宮島の干潟の大鳥居の周辺はいつも人でいっぱいです。日本中を見回しても、海水浴シーズン以外の季節に、いつでも人だらけという場所は珍しいと思います。そんな宮島ですが、干潟の西の端まで、ほんの少し歩いただけで、急に静かな世界と出会えます。この奥には弥山の原生林があります。宮島水族館のすぐそばですが、ここまで来ると、風向きによっては、潮の香りの中に、松の木や、山の土の匂いが混じります。山肌の匂いと潮の香りが混じり合う、広島湾の島の匂いです。
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こちらは宮島の商店街。宮島で最も賑やかな場所の午後6時30分です。夕方になると、まだ明るいうちから、どんどんシャッターを下ろしてしまいます。わずか2~3時間前には、ゾロゾロ人で溢れかえっていたのが嘘みたいです。鹿も、日中はいろいろと期待する心もあるようで、美味しいものを持っていないか、じっと人間観察に余念がなかったりするのですが、この時間には所在なさそうにしています。
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by touhen03 | 2006-05-18 01:58 | 宮島

宮島の土石流 その後

去年2005年9月6日の台風14号は、宮島に土石流の被害をもたらしました。干潟にも河口から大量の泥が流れ込み、分厚い層をなして、宮島水族館の後に広がる部分を覆い尽くしました。干潟は一変し、泥に足を取られて歩くのも大変で、多くの人の記憶から薄れた後も、陶片一つ見つからない状態が何ヶ月も続きましたが、それでも拾いに行くたびに、少しずつ以前の状態に近づいてきました。今では陶片もボツボツ出るようになり、ちょっと見ただけでは被害がわからないくらいになりました。干潟を流れる川の水も以前のように澄んできました。それでも歩いてみたら、以前に比べてずいぶん泥が深いのがわかります。歩いた足の感覚に、自然災害の凄さを感じます。
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今回、この地点から出てきた陶片です。
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by touhen03 | 2006-05-18 01:16 | 宮島