戦時中の湯呑

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似島で拾った、小さな破片の隣組という文字。これはきっと戦時中だ!一目見てドキッとしました。文字だけでなく、破片の色、釉の掛かり具合、実用一点張り風の、ちょっとそっけない感じに、その時代のニオイがあります。モノは小さくても、これはと直感が働くものは拾っておくべきです。後でおもしろいからです。この小片の場合、「昭和生活なつかし図鑑」(コロナ・ブックス 平凡社)などに、同じものが載っていました。隣組の歌詞入りの湯呑です。まったく同じものかどうかはわかりません。模様にバリエーションがあるかもしれません。破片のカーブから見て、覗き猪口のような小さくて縦長のタイプではないと思います。湯呑であることは、たぶん間違いないでしょう。私が描いたヘタクソな復元図を見てください。たかが数センチの破片ですが、たくさんの情報を持っています。
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by touhen03 | 2005-10-25 08:12 | 陶片コレクション

何があったのでしょう?

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浮子&漂着物を愛するbeachcomberjpさんのブログ、beachcomber's Logbook (リンクから飛べます)に、ツメタガイが食べかけた跡のある貝の話が載っていましたが、実は私も同じものを持っています。(上の写真)いったいどうしたのでしょうね。かわいそうになって途中でやめたのでしょうか。だとしたら、今頃ツメタガイさん、飢え死にしているのでは。それとも、食事中に敵に襲われて、ツメタガイさんの方が食べられてしまったのでしょうか。それとも、なんだか小さくて不味そうだ、もっと太った美味しそうなのを食べようと、気が変わっただけでしょうか。もしかしたら、beachcomberjpさんの言われるように、二枚貝が抵抗したのかしら。これも、想像してみると面白いです。フナムシのように逃げる・・・ナミノコガイならできるかな。いや、きっと何かツメタガイに言ったんです。何をツメタガイに言ったのでしょう。興味があります。

下の写真は、小さな二枚貝になんと二つも穴が開いています。これはどんな状況だったのでしょう。2匹のツメタガイが同時に襲ったのでしょうか。そういえば穴の大きさが少し違います。仲良く?二匹で食べたのでしょうか。もしかしたらツメタガイのカップルかもしれません。喫茶店で一つのジュースを、二本のストローで飲むみたいな雰囲気で、これを食べたのかしら。「美味しいね」「ええ、美味しいわ」なーんて・・・
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by touhen03 | 2005-10-23 08:48 | その他

汽車土瓶

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昔の汽車の旅では、駅弁と一緒に汽車土瓶に入ったお茶が売られていました。明治の初期の頃は益子や信楽などの土瓶をそのまま使ったそうですが、次第に汽車土瓶用に容器が焼かれるようになりました。ペットボトルなどない時代の使い捨て容器でした。その汽車土瓶のカケラを拾いました。上の写真は広島湾の似島で拾った破片ですが、「変わりゆく旅の器たち 汽車土瓶」(第9回特別展汽車土瓶展図録 豊田市民民芸館)によると、昭和34年に糸崎駅で売られていたものと同じです。汽車土瓶が陶磁器製からポリ容器に移行する時期のものだそうです。真ん中の写真は断面です。とても薄く作られています。下の写真は宮島で拾いましたが、これも汽車土瓶の破片ではないかと思います。「空土びんはこしかけの下へ」とでも書いてあったのでしょう。「変わりゆく旅の器たち 汽車土瓶」に、この注意書きの書かれた土瓶の写真が出ています。時代はわかりませんが、陶片そのものの雰囲気から見ると、昭和のものではないかと思います。
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by touhen03 | 2005-10-22 07:37 | 陶片コレクション

埋立地のトチの木

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広島市西区商工センターと呼ばれる埋立地の、パチンコ屋さんの隣の小さな公園にトチの木を見つけたのは、もう何年も前のことです。毎年10月頃になると栗によく似た、でも栗よりも不ぞろいで不恰好な実をたくさんつけます。栗のようなイガはなくて、まるで椿の実のようなサヤに入っています。昔の人は、たいへんな手間をかけて、この実を食料にしたようですが、私にはちょっと、その根性はありませんし、詳しい食べ方も知らないのです。でも、このトチの実、なんだか豊かなんです。拾っても食べられるわけではないのに、どうしても拾ってしまいます。このあたり、ドングリを見つけた時に似ていますが、ドングリよりも本能に訴える力が強いようです。昔の人が、どんなことをしても食べてやると思ったのも無理はないと思います。私に小さな子供がいたら、秋にはきっと連れてきてやりたい場所です。
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by touhen03 | 2005-10-21 00:19 | その他

西部の門

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西部埋立第5公園にある西部の門は、空充秋作の楽しい屋外彫刻です。上の写真、手前のふしぎな形の石はまるで後ろの門から飛び出してきたように見えます。でも、実は大きさがまるで違うのです。手前の石は人の背より少し高いくらいですが、門の方は天を突くような大きなモニュメントです。それが角度によって、石が遊びにふらふらと出てきたような錯覚をおこさせます。石が歩いて出たあとの、ふしぎな形の穴からは、イチョウ並木が見えます。反対側からだと、春なら桜が顔を覗かせます。ふしぎな形に切り抜かれた風景はもう、石の中の世界で、ここを通り抜けることで、人は別の世界へ移動します。私の職場が移転するまでは、昼休みになると、私は時々ここへ来て、西部の門を眺めました。天気の良い日に門の下に立つと、門の質量が突然消えて、そのままモニュメントごと、青い空にすーっと、高く、高く、吸い込まれていきそうな気がします。足元を見ると、今度は門の下に、何か埋まっていそうな気がしてワクワクします。雨の日に見上げると、石が大気の水分をくわえ込んで、苦々しい陰影を宿し、拳骨のような姿で大地にめり込んでいました。その日の気分によっても、不思議な楽しい空間だったり、私の心を怯えさせるものだったりします。広島にはたくさん屋外彫刻がありますが、西部の門は私のもっとも好きな作品です。それにしても、空充秋さん、晴れた日の西部の門には、たくさんのハトがとまっていることがあります。乾いた色の門とハトはまるで同じ物質でできているかのようで、門の形がほんの少し違って見えるんです。あれも計算しておられたのでしょうか?
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by touhen03 | 2005-10-19 00:24 | その他

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もみじ饅頭で有名な藤い屋さんの本店が宮島にありますが、その店先に小さな彫刻があります。よく見ると、「平成之大馬鹿門」を作って話題になった空充秋作のようでした。広島県出身のこの作家の屋外彫刻は、広島のいろんな場所で見かけます。でも、さすがにこんな場所にあるなんて驚きです。藤い屋さんに問い合わせてみましたところ、「宮島本店を改装した際、工事を依頼いたしました建設会社に、本店の雰囲気に合ういい彫刻をとお願いしたところ、空充秋先生の作品を選んでいただき今日に至っております」とのことでした。これは今のところ、宮島の観光マップにも載っていないようです。
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by touhen03 | 2005-10-18 23:08 | 宮島

昭和の盃 その2

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これは海岸で拾いました。外側の模様はよほど流行したらしくて、海岸でよく見かけます。でも、内側にこんなに丁寧な絵が描かれているのは少ないようです。見込みの鶴だけでなく、よく見ると縁の近くにも鶴が飛んでいます。
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by touhen03 | 2005-10-16 00:56 | 陶片コレクション

満州国の国旗入り盃

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これは骨董市で、500円で買いました。盃の中に、満州の地図と、国旗、日の丸が描かれています。裏は、典型的な昭和の型押しタイプの盃です。こんな雰囲気の盃が、海岸からも山ほど出てきます。外側の模様がおなじでも、内側の模様は違ったり、一方は無地だったり、いろいろです。凱旋紀念とか、除隊記念とかで、個人が配ったりしたようです。名前の入ったものがけっこうあります。あまりにたくさん作られたらしくて、そのせいか、デザインが面白くても、骨董市では意外なほど安いです。面白いデザインのものを見たら買っておこうと思っています。
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by touhen03 | 2005-10-15 23:37 | 骨董市・ガラクタ

宮島のヴィーナス

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よく見ると裸ではなく、レオタードのようなものを着ています。実に健全です。私は宮島のヴィーナスと名付けました。これは後に、骨董市で買ったという、そっくりな人形をみることができ、エジプト風の黒髪に、ピンクのベール、赤い縁のついた派手な水色のレオタードを着ていたことがわかりました。この手の射的人形風の陶製人形は海岸からよく出てきますが、色はよほど粗雑に塗ったのでしょう、ほとんどの人形は、かつて彩色人形だったことがわからないほど、完全に色が剥げています。ところで、これと同じデザインのものが、鎌倉の海岸からも出たそうです。けっこうたくさん作られていたのでしょうか。
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by touhen03 | 2005-10-15 23:14 | 陶片コレクション

これは何かしら?

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陶磁器の故郷、有田の川には、たくさんの陶片や窯道具がありますが、それに混じって、こんな不思議なものが見つかります。どうやら窯道具ではないらしいのですが、正体は謎のままです。たくさん、たくさん、川から見つかります。みな似たようなデザインで、裏に不恰好な穴があいています。
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by touhen03 | 2005-10-15 22:52 | 県外の海岸と川