不思議な絵

e0060485_23582862.jpg
家の近くの川で昭和の陶片らしいものを拾いました。最初、鯨と船の絵か?と思いました。でも鯨にしては尻尾の形が違います。サメだろうか?いや種類は関係なく、大きな魚かな。まるで絵本の世界を思わせる楽しい陶片に思えました。しかし、なぜか船の帆が魚と逆に描かれています。どの角度からでも楽しめるように描いたのかな。
e0060485_0444769.jpg
うれしさを抑えて「大きな魚」から目を離し、船の帆を中心に見てみましたら、あらら・・・これはどうやら山でした。 ガクッ!川の神様のイタズラでしょうね。もしも数センチ大きく残っていたら、大らかな風景画の小皿に見えたのでしょう。でも私の大切な宝物であることには変わりありません。捨てられて、川で暮らすうちに、陶片の中で大きな魚が育ったのですから。
e0060485_0264517.jpg
陶片の裏側は蛇の目凹型高台ですが、全体を型で抜いて作ったような形をしていて、明治の印判皿の蛇の目凹型高台のような鋭い線がありません。(ただし印判皿の中にも同じタイプがあり、これが時代のせいなのか、産地あるいは窯の違いなのか興味があります)

※ この絵、おじ さんのご指摘で、山ではなく松の枝であることがわかりました。ありがとうございます。一度気がつくと、そう見えるのに不思議なものです。この陶片は、その後、周りの破片がもう一つ見つかりました。(2007.1.13)
[PR]
by touhen03 | 2006-02-23 00:47 | 陶片コレクション

カモメガイ(妄想系)

e0060485_0432946.jpg
e0060485_0434872.jpg
e0060485_044040.jpg
鎌倉の材木座や由比ヶ浜を歩いて、カモメガイと出会いました。石に孔をあけて巣を作る、穿孔貝の一種です。今の時期、鎌倉の海岸を夜中に歩くと、波の音に混じって、カリカリカリ、コリコリコリ、カリコリカリコリ・・・と、微かな音が聞こえるそうです。カモメガイが石をかじっている音です。カモメガイは不思議な生物で、毎年初夏に卵から孵った幼生が、一斉にワラワラ、ワラワラ石に群がり、巣を作り始めます。ごく小さなサイズですので、ほとんど人間には気付かれません。そして何ヶ月も石を掘り続け、ちょうど今頃大きく育って、カリカリコリコリ聞こえるようになるんだそうです。そして、春の満月の夜、パタパタ一斉に飛び立ちます。白い貝殻を羽ばたかせて、月明かりの中を次の世代を残すため乱舞します。一年でたった一晩の、不思議な美しい光景だそうです。明け方には、鎌倉の波打ち際にはたくさんの白い貝殻が打ち上げられるとか・・・ときどき、羽がうまく開かず、石の中に取り残される個体もあり、私たちは海岸でそれをよく見かけます。貝なのにカモメという名前が付いているのは、空を飛ぶという、特殊な生態から来ていたのですね。

考古学者が知らない遺跡に続き、今度は世界中の貝の研究者が誰一人知らない、貴重な情報を貴方だけにお届けしました。
[PR]
by touhen03 | 2006-02-16 01:37 | その他

浜辺の遺跡?

e0060485_751670.jpg
七里ガ浜人の遺跡?一夜にして波打ち際に出現したピラミッドです。カモメガイの巣のストーンサークルにはどんなメッセージがこめられているのでしょうか。
e0060485_7514288.jpg
こちらは別の遺跡です。宗教施設ではないかと思われます。カモメガイの巣がこちらでも使われています。どうやら七里ガ浜人にとって、カモメガイの巣は特別な意味を持つようです。悠久の石に巣を穿つ貝に、永遠の命と再生を願ったようです。
e0060485_7521553.jpg
瑞々しいお供え物。誰かが今でも参拝しているようです。七里ガ浜人の子孫でしょうか。
e0060485_8131584.jpg
e0060485_7522545.jpg
ご神体と思われる明治の印判陶片です。絵が非常に細かく繊細です。銅版転写ではないかと何度もじーっと見たのですが、絵の線が型紙摺り独特の点線になっています。よく型紙から切り抜いたものだと・・・まさか銅版転写と併用とか、わざと型紙摺りっぽく銅版転写で作ったとか、うーん・・・さすがこの陶片、ご神体となっただけはあります。ご神体はドロボーしましたので、今、私の部屋にあります。
[PR]
by touhen03 | 2006-02-15 08:16 | その他