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府中大川探訪記 その9

 帰りはどこかで土手をよじ登ろうと思っていたのですが、最後に泥に足を取られたせいか、いっそう臆病になり、とうとう下りた場所まで戻り、また再び川土手を歩いて駅まで向かいました。けっきょく期待したほどの陶片もなく、ゆっくりと川を歩いた半日でした。でも川って、僅かの距離で表情が変わるのが楽しいです。海岸とは違ったおもしろさがあります。

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 これが今回の収穫です。右上の白い菊花型打ち小皿は一応幕末~明治頃か。その下の青い破片は銅版転写の小鉢、その下の緑色の小皿も銅版転写。真ん中の特に小さな破片二つは江戸時代のもの。残りは昭和の陶片で、国民食器や緑の縦縞タイプとゴム印の食器達。竜の飯茶碗は、ほぼ同じデザインでたくさん流通したようです。今回は小さくても江戸モノが出ているのに、型紙摺りタイプの破片は見つかりませんでした。これは少し意外です。まあ、この程度なら、家の近くの小川でも拾えますが、府中大川産の陶片が新たにコレクションに加わったのはうれしいです。
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 これがっ宮島や鞆なら、主役で写ることもなかったに違いない小片達ですが、右側は19世紀~幕末頃の線描きタイプ、左側もたぶん江戸モノだろうと思います。小さくても150年くらいはたっていると思うと、やはりうれしいものです。

これで今回の府中大川探訪記は終わりです。
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by touhen03 | 2007-11-29 23:47 | 広島市内の川

府中大川探訪記 その8

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 岸の上から見た場所を、今度は川の中から見ています。距離にして1キロ程度、もう私が登れるような階段はありませんから、川の生き物か漂着物になったような気分です。もっとも、いざとなれば登れそうな場所はありますので不安はありませんでした。登る方が下りるより怖くないんです。

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 こんにちは、ペプシマンさん!
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 時代は判りませんが、美しいプロポーションのガラス瓶、小さな怪人と一円玉は、見つけたからには拾わないわけにはいかないモノです。
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 陶片もこの辺りに集中して出る場所がありました。昭和のモノが中心でしたが、銅版転写の小皿や、ごく小さな江戸陶片も見つけています。
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by touhen03 | 2007-11-29 23:03 | 広島市内の川

府中大川探訪記 その7

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 陶片は数cm以下の細かい破片が時々見つかるくらいでしたが、川底は泥ではなく砂地で、とても歩きやすい川でした。
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 携帯電話。これはかなり古い機種だと思います。
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 たぶんトンボの羽です。何者かに襲われて食べられたのでしょうか。羽だけはらりと水面に落ちたのかもしれません。水に浮かぶトンボの羽ほどきれいなバラバラ死体が他にあるだろうか。私は今では虫恐怖症なのだが、これに触れるだろうか・・・子供の頃には追い掛け回したトンボ。その羽をそっと掬ってみた。ガラスのように美しいけれど、ガラスとは違う生き物の手触り。良かった触れた。私は今でもトンボは触れるらしい。あの頃のトンボに触れなかったらあまりにも悲しい。
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by touhen03 | 2007-11-28 01:04 | 広島市内の川

府中大川探訪記 その6

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 新大州橋jから上流に向かって、JR鉄橋、山陽新幹線高架橋&府中大橋、そして経免大橋を過ぎ、やっと私の安心して下りられそうな場所が見つかりました。ほらっ、もう人がいます。わーい!
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by touhen03 | 2007-11-28 00:29 | 広島市内の川

府中大川探訪記 その5

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 府中大川は、新大州橋からJRの鉄橋を過ぎたあたりまで、下水管と言いたいほど汚いのですが、それより上流の、山陽新幹線高架橋や府中大橋あたりまで来ると、きれいとは言えないまでも、見た感じ、街中の川としてはごく普通のレベルになっています。地方都市なんて、中心部はどんなに高層ビルが林立していても、あるいは工場が立ち並んでいても、橋2つ分くらい歩けば、そこはもう鄙びた世界だったりします。
 しかし川へ下りることは、まだできませんでした。身軽な人なら下りられそうな場所はけっこうあるのですが、私は高い場所が怖いので、土手の斜面をうまく下りることができないのです。もしも人と一緒で、その人がこともなさそうに護岸のデコボコを利用してさっさと下りてしまったら、たぶん私も腹をくくって下りたかもしれない・・・そんな場所もありましたけど。ひとりではどうしても下りる気になれませんでした。

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 この石の階段は素朴な形が美しくて気に入りました。でも、だからと言って、ここから下りたいかと言えば、それは別の問題なんです。手すりも何もないのに、この石段、両足分くらいの狭さなんです。昔の人は手抜き工事なんてしないでしょうから、この石段は石垣の奥深くまで差し込んであるに違いないです。でも、もしも途中で1つくらい緩んでいたら・・・それに昔の人の平均体重に合わせて作られているかもしれないでしょう。閉じられたガードレールは、メンテナンスなんてしてないからね。知らないよ~って言っているみたいに思えますし。

 私がブログを書くときに気をつけなければいけないのは、私がとても怖がりなもんで、ひょっとしたら、普通の川土手が断崖絶壁となり、中洲の雑草が前人未到のジャングルとなり、ちょっとした泥干潟が底なし沼になりかねないということ。でも、それは感覚的には決して嘘ではないので、読者の皆様は、これからもある程度付き合っていただきたく思います。

 さて、そんなわけで、私はもう少し上流まで歩いたのです。なんだか、まったりとしたペースですね。おまけにこの話、たいした陶片も最後まで出てこないのですけど。わはは・・・おっとっと。
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by touhen03 | 2007-11-28 00:03 | 広島市内の川

府中大川探訪記 その4

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 実は今、府中大川沿岸は工事だらけなのです。どうやら高速道路ができるらしい。それから「ボックスカルバートを作っています」という立て札もありました。どうもコンクリートの箱型の水路みたいなものなのか?これは高速道路とは別の工事なのでしょうか。私にはよくわかりません。そんなわけで、新大州橋からJR鉄橋にかけて、特に広島市側の河岸は工事の鉄板で覆われ、土手に近づくことさえできません。川へ下りるのに良さそうな石の階段もありましたが、そこへも入ることができませんでした。対岸の府中町側も下りられそうな場所などありそうにないので、仕方なく、予定よりも上流に向かって歩くことにしました。
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by touhen03 | 2007-11-27 22:52 | 広島市内の川

府中大川探訪記 その3

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 新大州橋からですと、中洲のように見える場所に建っている工場の裏側です。実はここに陶片があるはずでした。
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 まだ水が引く前に、岸の上から写したものです。写真中央の、小さな汚い流れの中にある白い陶片、四角なレンガ?の下の方にあるのが判りますでしょうか。これ、肉眼で見ると、江戸陶片の大きな破片に思えたのです。周りにも泥と同じ色をした陶片が幾つか見えました。岸の上からこれだけ陶片が確認できるのなら、行ってみる価値は十分です。
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 ただまわりの泥の質感がちょっとヤバイ。蒸しパン状とでも言いますか、ふわっと柔らかめなのです。こういう場所に不用意に近づくと、泥に足を取られてヒドイ目に会います。しかも岸側から下りる方法はなく、川の中から歩いて来るしかありません。
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 よせばいいものを、どうしても忘れられず、潮が引いてから、川の中を歩いて近づいてしまいました。この写真は工場の反対側、川の中から写したものです。このあたりの泥も、歩くためには決して嬉しい状態ではないのですが、片足ずつ用心しながらなんとか歩けました。
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 写真の写りが悪いのですが、決定的瞬間の記録ですので載せました。足跡は私です。あとちょっとで、江戸陶片?のある場所だったのですが、ずぼっとめり込みました。ゴム長靴ごと泥に足を取られて、まったく身動きができませんでした。セメントで固められたようなもんです。そばに石段がなく、川の中をかなり遠くまで戻らなければ岸にあがれないのです。既にこの時は満ち潮で、そろそろ水が満ちてくるという心理的な圧迫感もあるせいか、怖がりの私は一瞬頭の中がパニックになりましたが、以前同じような目にあった時のことを思い出し、手でゴム長靴を引っ張って抜きました。こんな時、足で幾ら泥から抜こうとしても、ゴム長靴を残したまま、足だけ抜けるのが関の山なのです。ただし、手を使う時は気をつけないと、バランスを崩してヘドロの中に転ぶという悲惨な結果になりますけど。用心深く、できるだけ泥の固そうに思える場所を選んで、一歩ずつここから離れました。安全圏まで戻った時は体中の力が抜けました。このせいか、3時間ちょっと川を歩いただけとは思えないほど疲れ、またどこか無理をしたのか、後で体がひどく痛くなりました。それにしても、あの江戸陶片?今もあそこにそのままあります。なんとも悔しいことです。
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by touhen03 | 2007-11-27 01:06 | 広島市内の川

府中大川探訪記 その2

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 新大州橋のすぐ下です。干潟は最高に汚れるとこんな感じになるようです。広島湾沿岸や河口付近、福山市の鞆など、いたるところでお馴染みの粘り気の強そうなドブ干潟です。干潟もこれくらいになると、たとえ海岸でも潮の香りより、ドブの臭いの方が強くなり、真夏に2、3時間も歩くと臭くてクラクラするんですよ。この時はまだ水が引かないため、小さな干潟が孤立して現れていました。
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by touhen03 | 2007-11-27 00:19 | 広島市内の川

府中大川探訪記 その1

 25日の午後から、広島市と安芸郡府中町の間を流れる府中大川へ行ってきました。この川は通勤途中のJRの車窓から毎日見ていましたが、拾ったのは今回が初めてです。
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 新大州橋から写した上流側です。バスで広島市内へ行く場合にはこの橋を通ります。撮影したのは干潮のピークより2時間前くらいですが、ピーク時にはかなり広い干潟が広がります。右岸は府中町、左岸は広島市南区で、左岸は天神川という支流の合流地点ですが、今ではほとんど暗渠になっています。
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 こちらは下流側。広島の大企業のビルが立ち並び、マツダ本社の裏側を通って、猿猴川と合流し、広島湾に注ぎます。
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 新大州橋から見た広島駅方面です。
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by touhen03 | 2007-11-26 22:57 | 広島市内の川

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 真冬を目の前にして、最後の保存食作りが終わりました。種子島から持ち帰ったお宝で、春まで十分に暮らせそうです。ゴバンノアシ、ニッパヤシ、ココヤシの殻と外側は唐辛子と一緒に漬けました。お正月頃には食べ頃になるでしょう。小粒サンゴや、小さな種子たちはピクルスにしました。モモタマナはそれだけで漬け、ラッキョウの代わりに真冬の食卓にのぼります。貝の骨(壊れ貝)たちもすっかり干しあがりました。種子島の海の香りがして、そのままでも、少し火であぶって食べても美味しいです。

 タカラガイやイモガイの良いものはほとんど新鮮なうちに贈答品となりましたが、モモタマナや小粒サンゴと一緒に軽く塩をして小袋に詰め、おつまみに加工したものや、ここには写っていませんが、大粒マクラガイの完品と、少量の小粒タカラガイ、イモガイで作った砂糖漬けの小瓶もあります。

 ベトナムのキャンディ浮子など、プラスチック系の浮子類は燻製にしました。プラスチックの玩具や食品の袋なども丁寧に干して壜詰にしたり、小箱や袋に入れてに保存。エキゾチックな人形の頭は最高の珍味ですので、よく塩をして、それだけで瓶に詰めました。

 この他に、質の良い大粒サンゴを樽に漬けていますし、北海道から種子島へ持ち込まれた美しいガラス浮子も傷まないように大事に保存。種子島産の良質の砂鉄混じりの砂も一瓶分ありますので、調味料として重宝しそうです。少量ですが採取できた陶片も、もちろん丁寧に洗って陶片小屋にしまいました。種子島の海は、なんて豊穣なのでしょう。

私は今でも、子供に混じってままごとで遊べるかもしれない・・・と、ふと思いました。
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by touhen03 | 2007-11-21 07:29 | 県外の海岸と川