<   2009年 05月 ( 24 )   > この月の画像一覧

e0060485_7131933.jpg
 ついていませんでした。この日、最初の計画では尾道の川をあさるつもりでした。初めて行く場所なので、もしも護岸があきらかに拾えない状況だったら船で対岸の向島へ渡ろうと思い、いつもより早めに家を出ました。天気予報は降水確率30パーセント。ちょっと気になりましたが、実際の空は晴れていて、しかもやや涼しくて歩くのに気持ちが良さそうでした。

ところが・・・尾道駅についてすぐ、にわかに湿った空気が漂ってきたかと思うと、突然の集中豪雨。そこにいた人が皆、驚いて外を見たほどの空の豹変。駅の売店では慌てて売り物の傘を奥から引っ張り出してきました。乾いた駅前の歩道がまたたくまに雨水で波打つほどで、これでは川は念のためやめておいた方が無難と思い、急遽、隣の福山市にある鞆の干潟へ行くことにしました。しかしにわか豪雨のつね、JRと鞆鉄バスで移動中は、騙されたかと思うような良い天気になり、最初の計画通り尾道の川へ行ってみるべきだったかなという思いが脳裏に浮かぶほどでした。

ところが・・・暑さを感じるほどの上天気だったのに、鞆の干潟についてまもなく、あたりがすーっと暗くなる。大粒の雨がポツポツ・・・やはり雨かと傘をさしながら拾っていたら、どんどん激しくなって、とうとう雷がゴロゴロ鳴り出しました。一時退散するしかありません。雁木と常夜灯のそばの喫茶店「とうろどう」へ入り込み、雷雨が止むまで待ちました。ここはコーヒーの美味しい店で、古いモノや鞆に関する紙モノ資料がたくさん展示してある、気持ちの良い落ち着いた場所です。どうしても雷雨に遭遇するなら、ここで雨宿りできるのは運がいいというものでしょうね。店のご主人と話をしながら、雨が小降りになるまで過ごしました。
e0060485_8123380.jpg
 そんなわけで、今回は十分拾えませんでした。陶片もこれだけ。でも洗ってみると、ちょっとした発見もありました。何回かに分けてお届けいたします。
[PR]
by touhen03 | 2009-05-30 07:51 |

e0060485_9421077.jpg
e0060485_942329.jpg
e0060485_9425997.jpg
 広島の友人所有の貝化石。遊びに行った時に写させてもらいました。色のとびきり良いメノウがたっぷり詰まっている感じで、なんとも美しいです。これ実は昭和戦前、広島市内の福屋百貨店のビル工事現場から出たもので、お祖父さまから譲り受けたものだそうです。私も福屋デパートの地下工事で化石がたくさん出たことを祖母から聞いていましたが、実物を見たのは初めてです。

この美しい化石についてわかることがあれば、どんどん書き込んでください。友人に伝えたいと思います

※ この色の美しさを見て、私はメノウと思い込みましたが、メノウではなく方解石だそうです。5年もたって、訂正記事を書いていないのに気が付いた次第です。m(__)m
[PR]
by touhen03 | 2009-05-24 09:51 | その他

e0060485_732668.jpg
e0060485_734154.jpg
 こちらは一緒に買った昭和19年10月~12月の号です。こちらも粗末な紙質なのは同じですが、まだ表紙が二色刷りです。僅かの期間で赤い色が消えてしまったことがわかります。

表紙の広告の文句を幾つかご紹介します。(原文は旧字、右横書き)

「造れ送れ魂の兵器!」麦の精 命の水 キングウヰスキー 寶酒造株式会社
「一つの電球で! 電球も戦争資材だ。家庭では一球で御辛抱下さい。」
 マツダランプ 東京芝浦電気株式会社
「厚生薬 仁丹の使命 救急に備へ、保健に常用し、健康者も病弱者も随時随所に活用広く、今全東亜圏に普く国策的重用を拝する仁丹です」

おっ、強力メタボリン錠は武田薬品工業が出していたんですね。(これは私のつぶやきです)

「胃腸に小柳式健康帯 一時的の効目でなく胃腸を組織から強化し、血行、新陳代謝を旺盛にし身体を根本から丈夫にします」これ、金十円ですって。戦争があろうが、バブルが弾けようが、100年に一度の不況だろうが、この手の怪しげな商品が無くなることはないようです。うひひひ
[PR]
by touhen03 | 2009-05-21 07:06 | 骨董市・ガラクタ

e0060485_6535142.jpg
e0060485_6541514.jpg
 昭和20年3月15日号の「本日之業實」の裏表紙の内側です。戦後も雑誌の最後のページには○○手帖なんてものがよくあったような気がしますが、さすが戦争末期、その名も決戦手帖。この時期になっても雑誌の広告が載っています。発行所は實業之日本社ですが、配給元は日本出版配給統制株式会社になっています。配給元というのは、取次店のことらしいです。たくさんあった取次店を統制でまとめたようです。
[PR]
by touhen03 | 2009-05-21 07:00 | 骨董市・ガラクタ

e0060485_23403353.jpg
e0060485_23411647.jpg
  「本日之業實」昭和20年3月15日号です。あまり良いものがないとがっかりしていた骨董&アンティークin広島ですが、これはうれしかったです。私は戦時中~占領下の印刷物に関心があり、昭和17~19年くらい、あるいは戦後も昭和21年以降のものは幾らか手に入れています。しかし昭和20年の印刷物は持っていませんでした。裏表紙の広告もなかなかのものでしょう。「B29 B32 何でも來い 備へは萬全!我に貯蓄あり 富國徴兵」、「強力メタボリン錠」は今ならまず売れないネーミングですね。

 お店のダンボール箱に詰め込まれた古本・古雑誌の中からこれの一部が見えた時、一気に胸が高まりました。昭和19~21年くらいの雑誌は見るからに違います。紙はザラザラ。印刷は悪くて、紙をケチっているせいか、字は恐ろしいほど小さいく、びっしり詰まっています。ペッタンコの薄手で、日に焼けた新聞紙よりも粗末な印刷物の束。骨董市や古書店では明治や大正の本を見かけることがありますが、時代は古くても保存状態の良さは比べものにならない。紙の質そのものがまるで違うのですから。たぶん日本の歴史上最も哀れな印刷物、それが戦争末期から戦後すぐの雑誌ではないかと思うのです。昭和17年頃の雑誌も紙はザラザラ化してますし、戦後も24年頃まではザラザラです。でもほんの少し違うんです。手が真っ黒になるような雑誌の山の中から、あ、これは22~23年にはなってるかなとか思います。この時代はモノの質が1年1年悪くなり、そして良くなるんです。

e0060485_0323425.jpg
 黒と言っても、真っ黒ではない、黒い色さえケチったぼおっとした黒一色の中で、ここだけほんのちょっぴり色がついています。敵機がどこから侵入してくるかを言っているようですが、しかし読者にどうせよと言うのでしょう。
e0060485_0405252.jpg
 読者コーナーの名前がなんとも時代を表しています。読者の投稿文もまあ、クソまじめなことといったら。

この雑誌、値段は45銭です。ちなみに今回私が買った値段は100円!こんなすごい時代の証人が100円です。骨董&アンティークin広島バンザイ!
[PR]
by touhen03 | 2009-05-17 01:03 | 骨董市・ガラクタ

e0060485_2344874.jpg
 先月下旬、年に2回ある骨董&アンティークin広島へ行ってきました。広島でたぶん最も規模の大きな骨董市だと思うのですが、最近なかなか私にとっての「良いもの」には出会えません。骨董市の定番商品のようなものばかり並んでいて、硬直化しているように思えるのは気のせいでしょうか。もっとガラクタを持ってきてほしい。価値の定まったモノだけでなく、店の端っこでいいから、見方によってはおもしろいガラクタを置いてほしいと思いました。
e0060485_23174678.jpg
e0060485_23193145.jpg
 何もないし、もう帰ろうかと思いながら、毎回ちょっと妙なガラクタ系を出してくるお店の床に置かれたダンボールを覗き込んでいると、おおっ!この写真の古本の束の中から出てきたのは・・・
[PR]
by touhen03 | 2009-05-16 23:24 | 骨董市・ガラクタ

e0060485_7235647.jpg
e0060485_7244058.jpg
 縁の部分を見てください。まるで銅版転写の紙を当てたみたいにずれています。ひょっとして・・・と目を凝らして見たのですが、違いますよね、これ。単に縁の線を描くときずれたのでしょうね。ちょっと人騒がせなずれ方だと思います。(そんなことを気にするからだ・・・と陶片から声がしたような)
e0060485_7263967.jpg
 しみじみ・・・銅版じゃないですもんね。

似島シリーズはこれで終わりです。次回はちょこっと骨董(ガラクタ)ネタです。
[PR]
by touhen03 | 2009-05-16 07:36 | 似島

e0060485_653144.jpg
e0060485_6551736.jpg
 たぶん椿の花か?のエンボス模様があります。椿と言えば資生堂の花椿マーク。大正4年から使われているそうですが、これはあのマークではないですね。
[PR]
by touhen03 | 2009-05-14 09:17 | 似島

e0060485_2244624.jpg
 ガラス製品も幾つか出ました。去年は青い小瓶の完品でしたが、今回はちょっと地味です。でも左の中途半端な時代の瓶も、よく見るとガラスの表面に微かな歪みがあって身近に置くと楽しい瓶です。そして右は小さいけど芸が細かいんですよ。
e0060485_22463764.jpg
e0060485_22485357.jpg
 何の容器でしょう。プレスガラスのようで、こちらもそう古いものではなさそうですが、細かい模様は入っているし、口の部分は独特です。
[PR]
by touhen03 | 2009-05-11 22:53 | 似島

似島・長浜海岸の漂着物

e0060485_8421520.jpg
e0060485_8423584.jpg
e0060485_8425194.jpg
 長浜海岸の場合、陶片は波打ち際の方が多いのですが、漂着物は満潮線あたりに多いようです。じつはここ、広島では漂着物の多い場所です。自然物ではアサリ、ウニ、カキ、ナミマガシワ、人工物では牡蠣養殖に使われるものが目立ちます。写真にもさまざまな色、長さの細いパイプが見えます。牡蠣の稚貝を植えつけるホタテガイを繋ぐものです。時間があれば、ここをじっくり探すんですけどね。たまにはオニグルミが見つかったことがありますし、プラスチック系のおもしろいモノも見つかるかもしれません。

波打ち際には生きた魚も・・・
[PR]
by touhen03 | 2009-05-10 09:10 | 似島