能美中町の江戸陶片

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 これが今回出た江戸時代の陶片です。陶片の多い場所でしたが、宮島や鞆など特別な場所を除けば、広島の干潟や川から一度に出てくる江戸陶片の数はこんなものです。

 上段左は、たぶん宮島でよく出ていた唐津系の碗ではないかと思います。古唐津と呼ばれる時代よりももっと後、17~18世紀くらい。土の感じ、碗の見込部分の感じ、宮島で拾ったものと似ています。このタイプは高台内に釉薬が掛かっていますし、たぶんこの見立てでよいのではないかと。もう少し他の部分も残っていてほしかったのですが、やや悩んだすえ、このグループに入れました。そうだとすると、今回一番古い陶片ということになります。

 他の3つは江戸後期のもの。上段右は蓋物容器の蓋で、白粉など入れたようです。汚れを落としてみると、伊万里らしい美しい青が出てきました。今回美しさの点ではこれが一番かと私は思っています。下段左は飯茶碗と小皿。飯茶碗の見込には寿の文字、小皿はよくある線描きタイプですが、やや雑な描き方をしています。



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by touhen03 | 2013-04-30 00:07 | 広島の島

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 さて陶片は・・・すぐに見つかりました。しかもこの陶片、私が探しているものでした。それは後でまた。

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 一枚の写真にこれだけの数の陶片が写る。すごいことです。こんな佃煮状態の場所は久しぶりです。こんなのがあたり一面なんですから、とても一つ一つ丁寧にというわけにはいきませんでした。残念ながら見落としもありそうです。

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 これは拾いませんでしたが、明治の染付便器のカケラです。



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by touhen03 | 2013-04-29 00:34 | 広島の島

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 この干潟の雰囲気、陶片が確実にありそうです。この土の感じ、細かいモノの混じり方。良いですねえ。

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 以前来た時やや歩きにくかった記憶があるのですが、うーん、良い方です。宮島のように何も考えずに歩けるというほどではありませんが。一部になま焼けのホットケーキの表面のようなふわふわの泥もありますから、よく足元を見て、めり込みそうにない場所を選んであるけば大丈夫。

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 防波堤に見える穴は河口です。小さな川が注いでいます。これもうれしいです。さて、陶片は・・・
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by touhen03 | 2013-04-28 23:58 | 広島の島

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 今回は広島湾の中、江田島市能美中町へ拾いに行きました。宇品港から高速船で30分程度、桟橋のすぐそばに江田島市役所があります。その両側に広がる干潟が目的地です。ここはずいぶん前に一度来たことがあります。陶片は多かった記憶があるのですが、当時は宮島へ行けば江戸時代のものがスーパーのビニール袋いっぱい楽に拾えたのですから、たびたび来るほどの場所とは思っていませんでした。しかし、もう一度この場所を見てみようと思ったのです。

 実は今回、行く前に初めてグーグルの地図を使ってみました。ストリートビューってやつです。使い方が判らず利用したことがなかったのですが、たまたま適当に触ってみたら使えるようになったのです。すごいですねえ、これ。驚きました。地面の雑草の1本1本まで手に取るようにわかるんですから。防波堤や階段の状態、干潟の雰囲気まで確認できますから、これからは失敗が少なくなるかもしれません。しかし、鮮明過ぎてなんだか怖いです。これからは良い陶片を見つけても、干潟に誰もいないからといって「喜びの舞」を舞うのはよした方がよいかもと思いました。

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 しかし、行ってみて気が付いたのは、階段の入口に「貝掘り禁止」の札。以前、こんなのあったっけ。潮干狩りとは遠目にも違う動きをするとはいえ、気を使います。前回は牡蠣養殖の棚があまりに近くにあるのが気になって、貝掘りをしている地元の方達に挨拶してから拾ったっけ。透明なビニール袋を持ってくるべきだった。ん、ガードレールに小さなポスターも。「稚貝放流実験中立入禁止」うわっ、入るなって。ダメかなあ。私が欲しいのは社会通念上のゴミ、茶碗や皿のカケラなんですけど。貝には一切手ぇ出しませんからね・・・と。幸い、牡蠣養殖棚へ来た地元の方にOKも貰えました。さあ、陶片、陶片~



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by touhen03 | 2013-04-28 23:20 | 広島の島

ちょっと昔の少女鉛筆

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 ちょっと昔の少女ネタをもう一つ。お店でこれを見た時、あまりの懐かしさについ買ってしまいました。チューリップと風船、それにサクランボ模様のは確か・・・私がかつて持っていたのと同じものです。たぶん。昭和40年代後半、町内中心部にある、町で一番大きな文具屋さんにわざわざ出かけて買った記憶があります。写真左端2本だけは書き方鉛筆というタイプです。

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 これはコーリン鉛筆。真中のは水森亜土さんの絵のようで、写真では見えませんが亜土という小さな文字が入っています。(写真を撮る時には気付かなかった・・・)人気がありましたね。

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 こちらは三菱鉛筆。さくらんぼは持っていた気がするのですが、女の子柄の方は「MITSU‐BISHI」ではなく、「みつびし鉛筆」となっています。絵の方も感覚的に私の時代よりほんの少し前かも・・・と思いましたが、調べていません。m(__)m

 こんな鉛筆を買ってまもなく、私はシャープペンシルを使うようになりましたっけ。



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by touhen03 | 2013-04-25 05:36 | 骨董市・ガラクタ

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 同じタイプを複数枚手に入れましたので、一枚だけ切り取ってみました。子供の頃は、印刷してある小物も大切に切り取っていましたっけ。駄菓子屋さんの紙人形は、後姿のついているものと、表だけのものが混在していました。裏表があるものは切り取った後、糊でくっつけてから遊びます。私は後姿付きが嫌いでした。たいてい印刷がずれていましたし、一枚よりも丈夫なように見えますが、うっかり何かに引っかかると、変にかたい分だけ無残に首が折れたりしやすかったのです。裏なんて想像力でカバーする方が良かったのです。緑のブラウスに赤いスカートの衣装は着せてみると黒髪の少女のものでした。みんな2着ずつ服を持っていたわけです。男の子の服、色違いにできなかったのかなあ。

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 こんな風に爪の部分を折って着せます。首の部分がカットされていなかったので、ハサミで切りました。こんなことありましたっけ・・・印刷のズレは当たり前でしたが、遊びの肝心の機能に問題があるなんて。これ1枚300円だったのですが、まさか今できのレトロ玩具ではないかと微かに疑っています。

 しかし、私は人形の首まわりの記憶がはっきりしません。なぜなら、私はこの爪を使ったことがなかったからです。だって紙製ですから、一度折り曲げたら汚い跡がつくではありませんか。もうピカピカの美しいままではなくなります。それではどうやって遊んだのかって? お人形は床や机に並べて、そおっと上に衣装を置いたのです。私が後姿を必要ないと思っていたのはそれも理由でしょうね。必要ない後姿の部分はどうしたか。捨てませんでした。仕方なく糊付けしました。もしそうしなければ、大切な美しいお人形が、いわば部品の欠けた不完全なものになってしまう気がして嫌だったからです。

 なんだか不便な話ですが、それでもちゃんとストーリーのあるお話の中で遊んでいました。紙製は布のように材料の制約を受けませんから、豪華な衣装や変わった衣装も多くて、空想遊びには便利でした。でも箱にしまう時にはとても気を使ったものです。腕の部分が本体から飛び出している形のものとか、特に大事にしているお人形は必ず上の方に置きました。箱から出す時も、腕や首が他の人形と絡まって折れたりしないよう気をつけていました。それでもときには足首に折れ跡がついたりして悲しかったものです。私は紙人形を他の子に触らせるのが嫌でした。紙人形はたいてい一人遊びだった気がします。

 私は爪なんかなければよいのにと思っていました。それなら切り取ればよかろうにと思いませんか。でも、決してそれはしませんでした。思いつかなかったのではなく、絶対にノーでした。爪を切り取ったら、もう完全なものではなくなるからです。このあたりチョコエッグの完品、未組立、説明書付きでないとダメっていうのと少し似てなくもないです。(^◇^)紙人形の衣装のなかには爪が肩だけでなく、斜めにもついているのがあって、これは嫌でしたね。

 紙製着せ替え人形はグリコのオマケとともに、小学生の頃、かなり長い期間集めた玩具でした。雑誌の付録、駄菓子屋もの、ノート人形、多数の人形を箱から取り出しては楽しんだものです。私はわりと最近まで紙人形の爪は実際には使われていなかったのではと本気で思っていたのです。ところが聞いてみると、みんな爪を使って遊んでいました!当たり前かしらん。どなたか私も爪なんて使いませんでしたっ!!って人いませんか。あれ邪魔でしたよねえ?



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by touhen03 | 2013-04-21 22:40 | 骨董市・ガラクタ

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 東広島市安芸津町での陶片拾いシリーズが終わったところで、今度は骨董市で見つけてきたガラクタです。ちょっと年齢バレのネタですが・・・ この紙製の着せ替え人形、ある年齢以上の女性でしたら懐かしいのではないでしょうか。切れ込みの部分を注意しながらはずし、裏表あるものは糊付けしてから遊びます。このタイプの着せ替え人形は駄菓子屋さんで売っていて、ド派手な色と、微妙にずれた安っぽい印刷が懐かしいです。

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 一口に紙製着せ替え人形と言っても、私の記憶ではグレードがありました。最高級品は学年誌の付録でついてくるもので、人形の絵もきれいだし、印刷も紙質もよくて丈夫だし、お姫様の衣装や、その頃の少女の憧れだったバレエの衣装がたくさんついていたからです。お人形遊びではたいてい主役を務めました。その次が今回アップしたような駄菓子屋さんの紙人形。けっこう種類があり、泥臭いけれど、よく見るとそれなりに可愛い顔をしているものもあって、駄菓子屋さんへ行くと新しいものが出てないかチェックしたものでした。そして一番底辺?のお人形だったのが、ノートの裏表紙に印刷されたもの。昭和40年代、少女向きのノートにはオマケとして着せ替え人形が印刷されていました。たいていはあまり可愛い絵でない上に、小さなノートの片面に印刷されているだけですから、衣装の数も少ないし、自分で切り抜くため微妙に手足の線が汚くなりました。可哀想にこれらのノート人形たちは、お人形ごっこではその他大勢の役とか、シンデレラの意地悪なお姉さんの役なんかが回ってきていました。それでも不思議なことに、ノートを選ぶ時、着せ替え人形が付いているかどうかはある程度大切な要素だったのです。

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 私は箱いっぱい紙人形を持っていました。それはお人形ごっこで必要な数をはるかにこえていて、遊び道具であるとともに、どこかコレクションのニオイのするものでした。しかし子供の収集物とは不思議なもので、あんなに大切にしていたのに、いつのまにかなくしてしまい、今は記憶の中にしか残っていません。



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by touhen03 | 2013-04-21 22:16 | 骨董市・ガラクタ

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 これが今回の成果です。上段左端は青磁染付碗の小片。今回も出ました。私はこれ、何回拾ってもうれしいです。江戸時代の雑器の魅力が詰まってます。明らかに今のモノと違いますってオーラが出てます。近代モノもおもしろいですが、江戸の雑器って、特にこんな破片で出てくると、化石拾ったような気分がするんです。陶片狂的分類学によりますと、骨董市に並ぶ完品よりも、これらは化石や石器に近いモノです。もっと大きな破片で出てきますと、また違ったおもしろさ、喜びの世界が生まれますが、江戸雑器は干潟や川で長い時を過ごして、本体の大部分を失うことで、陶磁器という括りから自由になっていくような気がします。

 青磁染付碗の隣は江戸後期の線描き模様碗、その右は明治の型押し小皿。右端も写りが悪いですが、線刻模様があります。これも時々出てきます。中段は左から型紙摺り皿、銅版転写碗。そして昭和の緑の縦縞タイプ、なんでこんなにというくらい出ますね。下段の昭和っぽい杯、高台内にたぶん亀泉(亀は旧字)の文字があります。亀泉は土佐の日本酒のようです。素焼きの沈子は紐に繋がったまま見つかりました。紐が朽ちていませんから、つい最近まで使われていたのでしょう。このタイプの沈子、鞆の干潟で幾らでも拾えますが、今回のは美しいものが多いので気に入っています

 さて、私本人はそこそこ楽しんでいるのですが、実はこれなら近所の川でも拾えます。ブログネタとして、ちょっと気が咎めます。しかし、今までの場所の陶片産出量が減るなか、そうそう代わりの良い場所が見つかるものでもなく、それなら、できるだけ行ったことのない場所で拾ってみたいと思うようになりました。それも広島県内に拘ってます。ブログがますます地味になりそうですが・・・



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by touhen03 | 2013-04-18 22:30 | 呉線沿岸

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 こんな場所です。陶片あるかなあ・・・

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 あった!江戸後期の線描き模様の碗。小さな破片ですが、これだけで陶片探しモードに突入!



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by touhen03 | 2013-04-18 13:11 | 呉線沿岸

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 今回、幾らか古い陶片が拾えたのがここです。向こうに小さな干潟が見えますでしょ。干潟のそばの入口は鉄扉がしまっていて入れませんでした。こんな場所を歩いていくしかなかったのです。私は怖がりで、こんな所を歩くのは好きではありません。たいしたこない、どこが怖いかって?だって必ず滑りやすい場所があるんですから。そうまでしてたどり着いても良いものがあるかどうか、こんなブロックに囲まれた場所、たぶんたいしたことはなさそうな気がします。わざわざ行くんかいこれ・・・と思いましたが、でもね、ここを歩かなければ、JRで1時間以上もかけてやってきた私の今日の労力はどうなります。近くの風早駅近くには確実に拾える場所があるんですが、三津湾沿岸は、入れないくせに距離だけは十分あったので、いまさら場所替えする時間はなさそう。呉線もこのあたりになると列車の本数も少ないですから、隣駅だってそう簡単には移動できませんしね。それにしてもちゃんと途中で写真を撮ったのは立派です。これぞブロガー魂?

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 ほうら、これだから嫌いなんです。こんな上を歩いてたら、気を付けてても滑ることがあります。ここは横の岩の上を歩くべきです。この手の岩、たいていしっかりしていて大丈夫です。たま~にぐらつくのがありますから、たま~にですけど、念のため一足ずつ安定感を確かめてね。岩の方も苔むしてることがありますから要注意。万一足滑らしても助けなんて来ませんよ~ しっかり写真だけは撮りました。

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 行ったからには必ずここを戻ってこなくちゃなりません。ほんとうにまともな陶片があるんでしょうねえ。



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by touhen03 | 2013-04-18 10:47 | 呉線沿岸