宮島のアサリ

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 今回は陶片が拾えなかった時のため、カイカキを持っていきました。そして1時間半陶片を拾った後、掘ってきましたアサリも!アサリのポイントは陶片とは違うので、波打ち際まで移動します。昔は30分もあれば家族で1回食べるくらいは掘れましたけど、今はそんな甘っちょろいものではありません。5回も10回も掘り返し、コツンと微かな当たりを感じたら、運が良ければ2〜3個続けて獲れたりします。体力勝負ですが、それでも丸々と太った貝を、干潟の泥からポコッと抜き取った時の嬉しさは格別です。

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 これが1時間半追跡した獲物です。潮干狩りというより、狩猟ですね。ワラビでもツクシでも、人一倍夢中になって採るタイプの人なら楽しいです。人間には狩猟本能があるのだなあと実感できるのが宮島の潮干狩りです。これでも家族3人で食べるには十分でした。スーパーのアサリなんかとは味が違います。うわ〜、美味しいっ!幸せ一杯。以前、人工干潟でアサリの奇形が目につきましたが、宮島のアサリに奇形はありませんでした。真っ黒の泥の中から、太った健康なヤツがごろごろ・・・とはいきませんが、努力すれば捕獲できます。
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by touhen03 | 2016-03-20 23:00 | 宮島

江田島、切串の人工干潟

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 江田島は広島湾の真ん中に浮かぶ大きな島で、今では橋で呉市と繋がっていますが、広島市内から車を利用せず行くには、やはり船が便利です。広島港から切串までフェリーで25分、最初の日の目的地は切串の人工干潟です。ここは観光潮干狩りをやっていて、たっぷりとアサリを撒いてくれていますから、掘ればどこからでもアサリが出てきます。
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 写真はこの日掘ったアサリです。3.3キロ(たぶん)で、1600円でした。ま、安く買わせて頂くわけです。そんな夢のなさそうな場所に、わざわざなんでと思われるかもしれませんが、実はここから、数はさほど多くありませんが、なぜか保存状態の良い陶片が出るのです。アサリ汁も食べたかったし、ここなら1時間も掘れば、家族中で嫌になるほど食べられます。これが宮島あたりですと、タダですが、そう簡単にはいきません。場所を変えながら、腕が痛くなるほど掘り返さなくちゃなりませんから、連休で次の日も拾いに行くとなれば、体力温存のためにもちょうど良いというわけでした。
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 陶片の散乱状態です。鞆などに比べるともちろん少ないですが、写真1枚の中に、これくらいの数の陶片が写るというのは、多い方で、現場では陶片だらけという印象を受けます。ただし、陶片の出てくる範囲は非常に狭いです。干潟の東側、せいぜい数十メートルです。ここは人工干潟なのに、なぜ陶片が出てくるのか不思議です。運んできた砂の中に入っていたのでしょうか?西側は人工干潟らしくシンプルな風景なのですが、東側は古そうな石組みがあったり、もしかしたら昔の海岸が幾らか残っているのか???掘った貝を量ってくれる地元の方達に聞いてみましたが、はっきりとした答えは返ってきませんでした。
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 人工干潟の東側です。掘ったり、拾ったりに夢中でしたので、この写真を撮った頃には、すでに潮が満ちてしまっていました。
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by touhen03 | 2008-04-24 00:58 | 広島の島

ツクシの群生地

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 ここは通勤途中に見る、ある会社の門です。ツクシは家の近くの川土手でも、一番よく生える時期に辛抱強く探して歩けば幾らか採れますが、一ヶ所にこんなに群がっている場所など、私はもう見たことがありません。この金網、下は隙間が開いていて、手が楽に入ります。おまけに、この門は開きっ放しで、ちょこっと後ろに回れば、そんな努力さえ要らないのです。ただ・・・致命的なことに、ここは大きな道路に面しています。歩道の横なんです。いくら男性でも、昼間はあまりに目立ちすぎて無理でしょうが、夜中の酔っ払いには、そんなことは関係ないでしょうからねえ。すくすくと良い育ち具合なのも、もしかしたら軽犯罪的肥やしのせいかも・・・と勘ぐられ、横目で眺めて通るだけです。みんなそう思うのか、それとも忙しくて気がつかないのか、毎年ここに生えるのですけど、誰も摘んだりはしないようです。
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 金網の中にカメラを入れて撮りました。毎年春になると、私はこの群生地が気になって仕方がありません。小さな固い、ハカマの詰まった姿から、どんどん伸びて、この写真のような見事なツクシになり、そして今ではもう、残らず長けてしまいました。ああ終わったな・・・と、小さく空気の抜けたような気分です。今年も小さな春が一つ、ひっそりと幕を閉じました。
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by touhen03 | 2008-04-03 00:03 | その他

 加茂川の川土手は懐かしい土のままの道でした。周りには小さな実をつけた木や草が多く、なかでもすごいのがこれ。
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 ぶどうそっくりの黒い小さな実をつけた房が、そこらじゅうに実っているのです。
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 つる性で、高い木の上にもほら!私は5~6才の頃、野ぶどうを食べた記憶がありますが、そのかすかな記憶にちょっと似ているような気がしました。
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 こんな草むらにも実っています。写真で見るよりも、実際にはもっとたくさん、たくさんあるんです。はしから収穫し、干して冬の食料に蓄えたい(すでに冬ですけど)・・・無人島生活妄想がわいてきたほどです。
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 これが実です。あの時の野ぶどうなのだろうか?野イチゴとともに、野外で食べたものの中では特に美味しかった野ぶどう。これくらいの小さな房だったはずだけど、おぼろげな記憶で、葉や実のつき方までは覚えていませんでした。そこでハチの干潟の入口まで引き返して、山道を教えてくれた地元の方に聞いてみました。すると、これは野ぶどうではないが、食べられないことはない。ヒヨ(ヒヨドリ)がよく食べるとのこと。それならと、すぐに一房食べてみました。野ぶどうの甘酸っぱい記憶とは違い、あまり味はなく、小石のような大きな種の周りに皮がくっついたという感じ。それでも種と皮の間には微かな微かな甘みの部分がありました。私が昔の子供で、おやつが無かったなら、きっと食べたのではないかな・・・と思いました。

ハチの干潟と加茂川シリーズはこれで終わりです。春になって、再び干潟を訪ねましたら、またご報告いたします。
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by touhen03 | 2008-01-23 23:22 | 呉線沿岸

スガイを食べる

 広島ではスガイを食べます。同じ広島でも福山市ではツメタガイをツブと呼ぶそうですが、広島湾周辺ではツブと言えばスガイのことです。宮島でも似島でも陶片をひっくり返すとスガイがくっついていることがあります。陶片を拾いながら手に入る素晴らしい食用貝なんです。私は勝手に茶碗ツブと呼んでいます。
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 今回捕れたのは15個。毎回12個以上拾えたら持ち帰ることにしています。家族4人なので、1人3粒ずつというわけです。それ以下だったら逃がしてやります。1センチ以下のものは拾いません。私は食べる側なんだけど、12個が近づくとなんだかドキドキします。
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 と言うわけで、15個も捕まっちゃった今回のスガイ君たちは不運にも茹でられてしまいました。
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 爪楊枝を使って出します。ヘタクソだと途中で切れますが、こんな小さな貝で失敗すると食べるところが無くなってしまいます。真剣に取り組みます。ツメタガイと違って、こちらは癖も無く、とっても美味しいです。
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by touhen03 | 2007-04-22 23:47 | 似島

 鞆では道端で魚の行商をしています。そこでおもしろい食材を見つけました。思わず「これ食べられるのですか?」と聞いてしまい、「食べられるからオバちゃんら売っとるんよ」と笑われてしまいました。まったく・・・そのとおりで。しかし、しかし、これはツメタガイです。他の貝に襲いかかって穴をあけて食べてしまう、あの獰猛?な海のデンデンムシではありませんか。
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 これは食べなければと使命感のようなものを感じましたが、そうはいっても陶片を拾っている途中でしたから、いったんは諦めてその場を去りました。ところがしばらくして、その売っていた方が海岸を歩いてくるではありませんか。思わず、あの貝はもう売れましたかと聞くと、うれしいことにまだ残っていました!どうやら他の魚はみんな売れて、このツメタガイだけが残っていたようです。どれくらい買おうかと悩む必要はありませんでした。すべて売るつもりのようで、全部をザルにあけてくれました。^m^ 大きなドンブリに山盛り一杯で700円でした。

 同じ広島県内でも、私が住む安芸郡海田町や広島市周辺では、これを食べる話は聞いたことがありません。今回初めて見て驚いたのですけど、聞いてみますと福山市では昔から食べられていたそうで、料理屋さんでは「サクラニシ」私らは「ツブ」と呼んでいると教えてくださいました。ツブと言えば、私の住んでいる地域ではスガイのことです。これはますます面白いと思いました。

 しかしメールでこのことを話した北海道のNさんから、可食部分を聞いたかと言われて慌てました。茹でて爪楊枝を使って取り出すと聞いて、スガイと同じようなものと思い込んだ私は、何も聞いていませんでしたから。何か知っているかもしれない・・・とbeachcomberjpさんに問い合わせたところ、愛知県でも食べるそうで、特に食べてはいけない部分はないらしい。ホッ (^_^;) 
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 さて、まずはスガイ食の伝統にのっとって、単純に塩茹でしてみました。この手のデンデンムシはしっかり茹でるのがコツで、身がはずしやすくなります。爪楊枝を使って、無理をせずくるくると巻きとって殻からはずします。剥き身のツメタガイ山盛りできあがり!

 食べてみました。スガイと同じように筋肉質の部分も、内蔵もそのまんま口の中に放り込みました。一口目はまあまあの味です。ああ貝だねえ。そんな感じでした。ちょっとスガイに比べて大味かな・・・ところが、パクパクと2~3個も食べると、突然もういいやって、食べたくなくなりました。舌の上での味覚はそう悪くはないのです。が、後から微かな癖というか、嫌な味があるような無いような・・・このあたり、幾らでも食べたいスガイやアサリとは違いました。煮た時の臭いもやや強いようでした。

 beachcomberjpさんから、味噌煮にしたり、冷ましたものを薄く切ったり、鷹の爪を入れて辛く煮たりすると良いと教わっていましたが、私は味噌煮も、辛いのもやや苦手。薄切りなど、あまり細かい面倒なことも嫌。(^_^;) 行商のおばさんから聞いた甘辛煮にしてみました。
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 死んだお祖母ちゃんは、砂糖醤油で煮たら鉋屑でも食べられるって言ってましたからね。ツメタガイもこれなら大丈夫かな。フライパンの中で水分がなくなるまで徹底的に炒りました。

 で、お味はというと・・・一口目は美味しかったです。なんかトリの砂肝とレバーみたいな味。これはいける。大丈夫!パクパクパクと3個くらい食べ、ふとまた独特の癖が広がってきたのに気が付いて、それ以後は筋肉質の部分のみを食べました。そうやって7~8個程度食べました。そしてやはり食べたくなくなりました。家族はそれぞれが塩茹でか甘辛煮を2~3個程食べただけです。

ツメタガイの食材としての感想

 もっと美味しい郷土料理としての食べ方があるかもしれませんが、適当に食べたところでは、特に美味しいものではなかったです。濃い味にして、1個か2個くらい、小皿にお洒落に盛って出したら、微かな嫌な味には気付かないで食べられそうです。もしも食糧難になり、芋の蔓とか、ハコベとか、ドングリとか食べなくちゃならなくなったら、その時はツメタガイを私は食べたいと思います。しかし、それまでは海で自由に暮らしててほしいと思いました。
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by touhen03 | 2007-03-20 01:05 |