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昭和24年の「小学三年生」

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 7月31日の骨董市で見つけたのは、昭和24年の「小学三年生」です。こんなに薄いのですが、付録ではありません。私が読んでいた昭和40年代、小学館の学年誌は分厚かったので驚きました。もっとも、最近の学年誌はずいぶん薄手になってますので、あれは祖先帰りだったのですね。

 裏表紙の広告記事は文房具の宣伝ばかりで、いかにも昭和20年代です。子供の雑誌にお菓子の宣伝が盛んに載るようになるのはもっと後なんです。昭和30年代くらいになると、チョコレートやキャラメルの広告が派手に載るようになり、時代が新しくなるにつれて、玩具の広告が増えます。戦後の子供雑誌広告の主体は、文房具→お菓子→玩具と変化していきます。(ちょっと単純化しすぎたかも・・・(^^ゞ )
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 家族で無人島へ漂着した話のようです。子供の名前にフリッツ、ジャックが出てきましたので、「スイスのロビンソン」もどきでしょうか。「スイスのロビンソン」はアニメ「ふしぎの島のフローネ」の原作ですね。
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 昭和40年代まで、黒人をこんな風に描く漫画が多かったです。これには「くろんぼ」という表現もあります。


ちなみに「小学五年生」「小学六年生」は現在はないんです。学年誌は「小学四年生」までしかありません。皆さん、知っておられますか?時代の流れでしょうけど、なんだか淋しいですね。
by touhen03 | 2010-08-01 15:34 | 骨董市・ガラクタ