2012年 11月 06日
大竹市玖波・唐船浜の陶片 その2
型紙摺りタイプの印判です。ここはかなり保存状態の良いものがでるようです。何度か通っていれば、おもしろい図柄の大きな破片と出会えるかも。運が良ければ完品が出るかもしれませんね。上段左から2つ目は小さな破片ですが隣の小皿と同じもののようです。この二つ、表に蛇の目釉剥ぎこそありませんが、裏の雰囲気が砥部産の小皿にわりとよくあるタイプです。ふつう型紙摺りはおもに明治時代に作られたのですが、もしそうなら、これは大正~昭和のものかもしれません。砥部では中国や東南アジアに安価な食器を輸出していたため、かなり後まで型紙摺りを作っていて、その一部が地理的に近い広島にはかなり入ってきていたようです。ひょっとしたら砥部皿か?そういえば模様も余白が多いですね。食器の他に、段重(下段右端)も拾えました。蓋物で3段重ねくらいの場合が多いです。
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