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大竹市玖波・唐船浜の陶片 その4

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 こちらは統制番号「岐」のついている蓋、よく出てくる梅皿(パレット)と杯。梅皿は大正2年に火事で焼けた沼津のせともの屋跡からも出ていますし、その後も作られ、なんと今でも作られています。しかし今のものは形は同じでも質感が違います。もっとつるっとして均一な仕上がりです。こちらは裏もざらざらとした粗い仕上げです。以前文具店の古そうなスタンプ入りのものを拾っていて、それも裏が同じような感じでしたので、この手は戦前のものだろうと思ってきましたが、昭和20年代の梅皿がどんなタイプだったのか私は確認していませんので、時代にひょっとしたらもう少し幅があるかもしれません。

 これで大竹市玖波・唐船浜の陶片の紹介は終わりです。特に古いモノや17世紀モノはないものの、江戸陶片や型紙摺りなど、やや古い時代の陶片が多いのが特徴でした。次回は玖波・唐船浜の東側、廿日市市大野鳴川あたりの海岸を歩きます。

「平城宮跡」の埋立て・舗装工事の即時中止を!
「平城宮跡を守る会」http://narapress.jp/hjk/
※ 入札ミスで着工延期になったそうです!文化財=観光資源ではない。お金にならない部分をどうやって大切にしていくか、社会全体でもっと考えてもよいのではと思います。
by touhen03 | 2012-11-15 08:02 | 県内の海岸と川