2014年 05月 11日
釣士田港の陶片 その3
さて、こんなもの拾っちゃいました。瀬戸っぽい土、瀬戸のくらわんか陶器皿にあるような五弁花。広島の海岸や川を18年歩いてますが、「瀬戸系くらわんか」はほとんど出ていません。近畿、中部、そして東日本からはけっこう出てくるらしくて、いくつか陶片を頂いていますが、それらや、本の写真と比べてみました。高台ががっしりしたものが多い気がするのですが、これはやや薄手です。が、「本家のくらわんか」だってやや薄手はありますもんね。高台を斜めから見るとかなり磨滅しているようで、新品の時には畳付きの部分は角ばっていたのではと思います。広島では、このタイプ、ほんっと出ないんですよ。ただし、この同じ釣士田港内で2010年に小片を拾っています。さてさて、江戸期の瀬戸くらわんか皿なんでしょうか?
「平城宮跡を守る会」http://narapress.jp/hjk/