人気ブログランキング | 話題のタグを見る

浦崎のお地蔵さん

浦崎のお地蔵さん_e0060485_0162976.jpg

 干潟に古い陶片があっても、その上には近代的なビルや工場、橋、真新しい住宅が立っていることが多いし、埋め立てられて、干潟そのものが小さく孤立している場合も多いものです。ここ浦崎も、私が歩いた海岸沿いの道路を作るために手を入れているらしく、その点は一緒なのでしょうけれど、それでも、干潟と地上の世界が今も緊密に繋がっているような気がするのは、そこらじゅうにある常夜灯、石碑、お地蔵さんのせいかもしれません。

 写真は灘のお地蔵さんです。浦崎には、私がまだ歩いていない先端部の戸崎地区を中心に、小さな八十八ヶ所巡りがあるそうで、灘で見た、このお地蔵さんも、その一つでした。実際にはうっかり見落としてしまいそうなくらい小さなものです。時代については知らないです。敷石の部分を見ると、なんだかけっこう新しそうな感じもしますね。それでも自然石を積んだようすは野趣があり、古墳の石室みたいな感じでおもしろいです。

 前回歩いた「満越の厳島神社」の境内にも、小さな石の祠入りのお地蔵さんを見ました。こちらは切り出した板状の石2枚を立てて壁にし、その上に同じような板状の石を乗せたような簡素な作りですが、すぐ近くの百島という小島にも、同じタイプの簡素な祠を見つけました。石ではなく、コンクリート製の祠のこともありますが、その場合も石製を模した形をしています。ちょこっと調べてみますと、浦崎と、近くの百島には、こんな石の祠がたくさん残っているらしいのです。一つ一つは、そのまま通り過ぎてしまいそうな感じですが、幾つも見るうちに突然気になってくる石の祠群です。
by touhen03 | 2015-09-07 22:52 | 県内の海岸と川