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メノウの不思議

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拾った時の状態をできるだけ再現してみました。(一度に拾ったわけではなく、函館の海岸のメノウも混じっていますけど) 北海道の空気までは再現できませんでした。何か違う感じになりました。波に洗われ、陽に照らされて、美しく光っていましたけど・・・
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上ノ国町を流れる天の川河口付近です。あれは銀河の石だったのかしら。
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天の川河口付近とそれに続く海岸の小石、ビーチグラス、メノウだけを乾いた状態で写してみました。実際の波打ち際で、メノウはどうしてあんなに目立ったのでしょう。今まで、いろいろな方にメノウを頂いたことがあり、そのため北海道へ行ったら、拾ってみたいとは思っていました。しかし、自分で探したメノウ、北海道の自然の中にあった、野生のメノウの美しさは格別でした。上ノ国は陶片目的でしたけど、埋め立てられて消え去った陶片の代わりにいてくれたのでしょうか。
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上ノ国には、かつて海底が白くなるほど陶片があったそうで、発掘調査もされています。その陶片を追い、上ノ国館調査整備センターを訪ねましたが、センターの建物はかつて中学校の校舎でした。廊下には卒業制作が残っていました。河口近くの海岸を歩いてきた私は、これを見てちょっと感動しました。この蝶、上ノ国の海岸そのものだったからです。漂着物学会で訪れた、えりもの百人浜では、小砂利は目立ちませんでしたし、最後の日の朝歩いた函館の大森海岸でも美しい小砂利がありましたが、これほどではなかった気がします。隣町の江差と上ノ国の海岸では赤い小石が目立ちました。濡れてオレンジ色、レンガ色だったり、乾いて薄ピンクだったりして、きれいな波打ち際でした。メノウという銀幕スター(ちょっと古い表現かしら)の出た海岸は、美人の多い土地でした。
by touhen03 | 2006-10-22 07:19 | 県外の海岸と川